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ハンバーグシチューのお店　一（かず）

JR黄檗駅から徒歩数分の場所、「見慣れないレストランが登場しているなー」と通りすがりにお邪魔したのが、今回ご紹介する「ハンバーグシチューのお店　一（かず）」。
結論から言うと、黄檗駅界隈にこんなすごいお店があったのか……と完全にノックアウトされてしまった。
この旨さはいったい何なのか！？　シェフのかずさん（41歳）へのインタビューを通じて、その秘密を探っていこう。

お店はいつオープンされたんですか？
「今年（2017年）2月です。1年間ほど場所を探し続けていたんですが、この場所がとても気に入って出店を決めました」

料理の特徴やこだわりはありますか？
「デミグラスソースは一から手作りで、仔牛の肉や骨、香味野菜などを3日ほど煮込んだ後、ローストした小麦粉にバターを合わせてさらに1日かけています。開店当初からのソースに継ぎ足し継ぎ足し作り続けています」

シェフ渾身のデミグラスソースとハンバーグがあいまった看板メニュー「ハンバーグシチュー」をご厚意でいただいたところ、冒頭に述べたようにノックアウトされたのだった。コクと旨みがまったりとたまらないソースは濃厚なのに上品で、交響曲のように調和した風味が口に広がる。ハンバーグも驚くくらい柔らかくジューシーで思わずクリーミー！ と叫びたくなるような味わいだ。
「ソースの隠し味に使っている食材を言い当てたお客様がいらっしゃるんですけど分かりますか？」とシェフに訊かれて、ううむ何だろう？ 高級チョコだろうかと思うも不正解で、答えは京料理にもよく使われる伝統的なあの調味料……味覚に自信のある向きは是非、正解に挑戦していただきたい。
こんな至高の一品に出会えた僥倖。夜はお酒も充実しているらしく、今度は取材でなく伺うのが楽しみでならない。

（取材・原稿）べるぶネオ編集部