べるぶネオ

お食事処 おうばく

静な京大宇治キャンパスの向かいに店を構える、これぞ街の定食屋さん！ という佇まいの「お食事処 おうばく」。
お邪魔して店主の柴田勲さん（43歳）に話をうかがった。

お店はいつから開業してらっしゃるんですか？
「父が店を開いたのが50年ほど前です。私は21歳のときから本格的に店を手伝い始めて、今は店主をしています」

当初から今のような定食屋を？
「父によると、うどんと丼の店として開店したものの、『定食を出したほうが京大の学生さんや職員さんが来てくれるよ』とお客さんから助言をいただいて、定食も出すようになったとのことです。おかげさまで京大関係の方々にもよく来ていただいています」

味に関してのこだわりはありますか？
「だしを毎朝取ることでしょうか。昆布にサバ節とウルメ節、メジカ節をあわせています。パックの既製品や化学調味料は便利でしょうけれど、取っただしのほうが香りも風味も断然いいですから」

ご厚意で出してくださった「かやく定食」をいただく。うどんはしっかり濃厚な混合節の天然だしがしみじみ旨い。かやくご飯も味つけが絶妙なバランスで箸がどんどん進む。夜はサービス定食が５４０円で提供され、ライスを小にすると５００円になるという。手作りのおいしい定食がワンコイン！！
「サービス定食、以前は昼もしていたんですけど手が回らなくなり現在は夜のみ提供しています。ウチの定食はご飯が多いので、小ライスでもふつうの中くらいの量がありますよ」

こうやって取材している午後３時、ピークタイムは過ぎているはずなのにお客さんの姿は入れ替わり立ち替わり途絶えることがなかった。

（取材・原稿）べるぶネオ編集部