有名なスポーツ選手が依存症に陥って、選手生命を断たれたり逮捕されたりする。このようなニュースがしばしば報道されます。
むやみに個人名を出すのは控えますが、覚せい剤や違法ギャンブルなど法に触れる事件は幾度となく話題になっていますし、法に触れないもの(アルコールやパチンコ等の依存)を含めると、その数はさらに膨れ上がるのではないかと思われます。
有名なスポーツ選手が依存症に陥って、選手生命を断たれたり逮捕されたりする。このようなニュースがしばしば報道されます。
むやみに個人名を出すのは控えますが、覚せい剤や違法ギャンブルなど法に触れる事件は幾度となく話題になっていますし、法に触れないもの(アルコールやパチンコ等の依存)を含めると、その数はさらに膨れ上がるのではないかと思われます。
いつもながら私事で恐縮ですが、先日、「ウルトラセブン50周年展」なる展覧会に知人と足を運んできました。私は特撮マニアというわけでは全然ないのですが、それでも子どもの頃にテレビで親しんだウルトラマンや怪獣たちの姿を目の当たりにすると、非常に懐かしいとともにホッとするような心地よい感覚がありました。
心理学や精神医学の著書を読んでいると時折、思わず膝を打ちたくなるようなアナロジー(たとえ話)に出会うことがあります。なるほど、そうそう!! と。
そのひとつが少し前に読んだ、強迫神経症を野球の守備になぞらえた説明でした。私自身のイイカゲンな性格とポンコツな記憶力ゆえ著書名をすっかり失念してしまったのですが、おおよそ次のような内容だったように思います。
大学~大学院時代あわせて6年間お世話になった心理学の恩師が先日他界されました。先生への感謝の気持ちを込めつつ、ひとつの節目として、当時の研究生活と現在の臨床業務のつながりについて振り返ってみたいと思います。
まったくの私事でまことに恐縮ですが、二十年余りにわたって吸っていたタバコを昨年でやめました。それがどうしたという話ですが、「でも禁煙外来は精神科でも扱っているし……依存症についてはカウンセリングで扱うこともあるし……少しでも参考になったらいいなあ」と我ながら見苦しい言い訳を並べつつ、今回は禁煙についての私見を連ねさせていただきたく思います。
「アリとキリギリス」という有名な寓話があります。
夏のあいだ、アリたちは冬に備えてコツコツ働いて食糧を蓄えていましたが、キリギリスは気ままに歌をうたって過ごしていました。やがて冬がおとずれて食べ物がなくなり、お腹を減らしたキリギリスはアリに助けを求めますが拒否され、とうとう飢え死にしてしまいました。……というご存じのストーリーです。
この話の教訓は、将来に備えて常日頃から勤勉に働くことの大切さと、その日暮らしの放蕩への戒めとにあるのでしょう。ただ、基本的には確かにその通りである一方、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしで、アリ気質ばかりに偏っている状態もまた不適応を招きやすいように感じます。
最近では取り上げられることが少なくなってきましたが、「タイプA」と呼ばれる傾向を持つ人は、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞などの心臓病)を起こしやすいと以前から言われています(血液型のA型とはまったく関係ありませんので念のため)。
タイプAとは一体どのような傾向なのでしょうか?
私たちは「怒り」という強い感情を持っています。普段は冷静沈着な人でも、怒りに駆られると感情に任せた行動をとってしまい、周りの人々が驚いたり、当の本人もしばらくしてから激しく後悔したりします。
これは一体どうしてなのか? 衝動的な怒りに対して、私たちはどう対処すればいいのか? 今回はこのあたりについて探ってみたいと思います。
本コラムもここ数回、食事や運動など心理面以外のテーマが続いていたので、今回は原点に返って心理面の基本についてご紹介したいと思います。あまりに基本すぎて取り上げるのをすっかり忘れていましたが、「言葉にすることの大切さ」です。
心の状態は心理面だけで決まるわけではなく、その前提として「食事」「運動」「睡眠」の影響も非常に大きいという話を前回のコラムに書きました。今回は「睡眠」とメンタルの関係について紹介したいと思います。