京都市 下京区 心療内科 精神科 メンタルクリニック カウンセリング 復職トレーニング専門デイケア

お知らせ

【BUCきょうとメンバーブログ】第111回「周囲の方々の支えがあるから」

2021年3月11日 (木)

 3月中旬になり、いよいよ卒業式シーズンになりましたね。私には8つ下の妹がいるのですが、先日高校を卒業して4月からは晴れて大学生になります。さて、自分の卒業式で思い出すことは、高校3年間で、無遅刻無欠席だったので、校長先生から表彰してもらったことです。賞を頂けたこと自体は、うれしかったのですが、それよりも壇上に上がり全校生徒から注目を浴びるのが嫌で仕方ない気持ちが遥かに上回っていました。

 しかし、休職してから改めて感じたのは、毎日休むことなく出勤することの大切さです。この当たり前のことが当たり前にできるというのは、実にありがたいことなのだと考えるようになりました。

 特に、通所間もない頃は、体調が安定せず、週3日の通所でもしんどかった記憶があります。また、体調も安定してきて、ステージが上がると新たなプログラムにも参加するのですが、その際はいつも強い不安感に駆られてしまいます。

 最近の例を申し上げますと、先月はじめてBUC内の会議に参加することになりました。しかし、前日から不安感が強く気分が落ちこんでいたため、早退しようと思い、スタッフに相談してみたところ「もし今日避けても、また1か月後に会議はやってきます。話すことが難しければ、座っているだけでもよいので、ひとまず参加してみてはどうですか。」と言ってもらえたので、頑張って参加することにしました。

 そして、その会話を間近で見ておられたメンバーの方が、自分に声をかけてくださったので、不安に思っていることを思い切って打ち明けてみることにしました。すると「会議と名がついているけど、週末の振り返りミーティングで話すような感じでいけば大丈夫」と言ってくださったおかげで不安が和らぎました。

 また、会議を始める前に、同じグループになった方にも緊張して不安な気持ちを正直に話したところ、司会の方をはじめ、メンバーの方が配慮をしてくださり、何とか最後まで会議を全うすることができました。

 日頃の活動においても、励ましてくれたり、時には褒めてくださったりするスタッフやメンバーの方々の支えがあるからこそ、毎日が有意義となり、自分自身も以前より前向きになれるようになったと思います。

 私の復職への道のりはまだまだ長いですが、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れず、一歩ずつ階段を昇り、晴れて卒業を迎えられるように頑張っていきます。

ペンネーム がまりゅう

このページのトップへ