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【BUCきょうとメンバーブログ】第97回「みんなちがってみんないい」

2020年8月13日 (木)

 BUCに通い始めて半年が経ちました。様々なプログラムに参加し、休むことなく通えています。しかし、私の復職への道は最初から順調というわけではありませんでした。仲間であるメンバーにも一部の人にしか話していなかったのですが、実は私、BUCの通所は今回が初めてではありません。休職してすぐの2年ほど前にもBUCの門を叩いたことがあるのです。「家族に頼りたくない」という気持ちが強く、頑なに一人暮らしを続けていた私に主治医の先生が「定期的に通う場所がある方がいい」とすすめてくれたのがBUCでした。早く仕事に戻りたいという焦りもあり、ここに頑張って通えば仕事に戻れる!と、辛い心身にムチを打つようにして通っていましたが、今思えばかなり無理をしていたのだと思います。しんどすぎて、当時の記憶が殆どありません。約1か月しか通えず、結局実家に帰って療養生活を送ることになりました。
 つらつらと過去について書きましたが、何が言いたいかというと、BUCに通い始めるタイミングは人それぞれ!ということです。回復には個人差があります。メンバーの中には、比較的しんどい段階から“とりあえず通う”ことで徐々に回復していく人もいるし、ある程度自宅等で療養してから通所してハイペースでステージアップしていく人もいます。一度目の失敗によりもうBUCには行きたくないと思っていた私も、一人で生活できるぐらいに回復してから始めた二度目の通所は、一度目とは全く違う感覚があり、同じことをするのでも、自分の病状によってずいぶん受け止め方が違うのだと実感しています。
 ブログ読者の中には、様々な状況の人がいると思います。もし、休職中でしんどいけれど少しでもBUCに興味を持った人がいたら、ぜひBUCの存在を頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。きっとそれぞれ違う、自分に合ったタイミングがあると思うので。そんな風に思うほど、今はBUCに来て良かったなと思っています。

(ペンネーム:ポッキー)

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