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BUCきょうとメンバーブログ】第85回:「僕らはもう一人じゃない」

2020年2月27日 (木)

みなさんは、SEKAI NO OWARIのRPGという曲をご存じでしょうか。私は、気付くとこの曲の主人公に自分を重ねながら聞いていることがあります。

RPGとは、ロールプレイングゲームの略称で、プレイヤーが主人公とその仲間を操作し、お互いに協力しあいながら、試練を乗り越えて目的の達成を目指すコンピューターゲームのことです。最初は仲間もいなくて、戦う力もない主人公ですが、冒険の中でいろいろな仲間と出会い、いろいろ経験をしながらゴールを目指します。
 
休職前の私は、嫌われるのが怖くて、人との関わりを笑顔でかわしているうちに、できない自分を知られるのが怖くて、苦手な仕事を後回しにしているうちに、気付けば一人取り残されていました。人と向き合うことも、自分と向き合うのも避けていたように思います。“自分と関わる人すべてを笑顔にしたい”言葉にすれば格好いいですが、結局は自分が傷つくのが怖くて、一緒に笑っていてくれる人を探していただけだと気付きました。
 
今、BUCに来ていろいろなことを経験させていただいています。コミュニケーション講座では人と向き合うこと、ストレスマネジメント講座では自分と向き合うことの大切さを学びました。そして、BUC会議やチームプレゼン、係活動や実行委員を通して、いろいろな課題を乗り越えるなかで、大切な仲間ができました。こんなことで悩んでいるのは自分だけかと思っていたけど、言葉にして伝えてみると意外と共感してもらえて、自分だけじゃなかったんだとわかりました。また、目の前で仲間が困っていれば、何とか力になってあげたいと思っている自分がいることも発見できました。
 
自分と関わる全ての人を笑顔にしたい、その気持ちは変わりませんが、そのためには、まず自分が笑顔でいられること、自分を大切にすることが大切なのだと気付きました。
 
“怖いものなんてない 僕らはもう一人じゃない”
“怖くても大丈夫 僕らはもう一人じゃない”
 
(ペンネーム:K.Y)

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