京都市 下京区 心療内科 精神科 メンタルクリニック カウンセリング 復職トレーニング専門デイケア

お知らせ

BUCきょうとメンバーブログ】第84回:「 BUCに通うということ」

2020年2月13日 (木)

BUCに通い始めて1年程。仕事を休んでからは2年以上になります。私は最近になって、ようやく自分と向き合えるようになった気がします。

BUCに通う前、主治医やカウンセラーからBUCに通うことを勧められていたにも関わらず、様々な言い訳をして断っていました。私は正直、病気は自分に合った薬さえ見つかれば治ると思っていて、BUCに通うことで何かが変わるなんて全く思っていなかったのです。
 結局、なかなか自分に合った薬が見つからず、体調も改善しないまま、仕事を休みだして1年以上が経過した頃、漠然とした不安が込み上げ、「このままでいいのか、もっと手当たり次第、体調を改善する為に自分に出来ることを試すべきではないか」と思うようになり、BUCに通うことにしました。

BUCに通うことで、得たことは「気付くこと」だと思っています。それは、自分の細かな体調や感情の変化だけでなく、性格の癖や価値観、そして、実は誰よりも自分自身が一番自分を傷付けてきたということ。多分これらはBUCに通っていなければ、私はなかなかそのことに気付き、認めることが出来ていなかったのではないかと思っています。自分の中で気付きが増えれば増えるほど、以前より明らかに体調は改善し、少しずつではありますが自分をラクにする方法を取れるようになった様に思います。ここに辿り着くまで本当に大変でした。

ここで、話は少し逸れるかもしれませんが、私の好きな映画にこんな台詞があるので紹介します。

「君は大変な時を過ごすだろう。でも大変な時期にこそ、今まで気付かなかったいいことにも気付くんだよ」

これは私にとって、BUCに通う中で得た気付きのことではないかと思っています。病気になったこと、私にとっては本当に大変なことでした。でもおかげでBUCと出会い、BUCに通うことで、自分自身と向き合い、気付きを得た分、自分にとってはいいことだったように思います。

(ペンネーム:N)

このページのトップへ