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【BUCきょうとメンバーブログ】第70回:「BUCで学んだこと」

2019年8月 1日 (木)

私がバックアップセンター・きょうと(以下BUC)に通い始めて、約1年5か月になります。初めてBUCの扉を叩いたときから、もうそんなに経つのかと。当初はトライアルでの参加でしたが、本通所になりました。ステージⅢまで上がったときに、復職を強行してしまい、失敗。またBUCに舞い戻り現在に至ります。

BUCで学んだ一番大きなことは、自分の特性や考え方の偏りに気づくということです。この特性は診察やスタッフさんとの面談、心理検査などで指摘されます。また、係活動や実行委員会、他のメンバーさんとの交流の中で、自分から気づくこともあります。それに気づくと、職場などで「なぜ、あのときうまく対応できなかったのか」「相手が言ってもいないことまで考えてしまったのか」と振り返り、今後の人生の中で大きな鍵となると思っています。

現在、私は情報発信係とOB交流会の実行委員をしております。情報発信係は文章の構成や他のメンバーさんへの執筆依頼などがあり、文章の作成が苦手な私にとってはとても勉強になっています。また、OB交流会の実行委員はOBの方と現役メンバーとの交流を設けるために、企画運営を任されています。実行委員同士、それぞれの乗り越えるべき課題を設定・共有してOB交流会成功に向かって行動しています。

BUCには、他にも色々な係や実行委員などがあります。実行委員は、イベントごとに担当者が決まり、その都度、活動の中で個人の課題に向き合います。夏に忘れてはならないのが納涼祭です。これも実行委員が選出され、毎回、実行委員が笑いあふれる納涼祭を企画運営されます。

皆さん社会人となり、それぞれ訳あってBUCに通うことになり、とてもつらいと思います。私も、なぜ自分がこのようなことになったのかと、最初のうちは悩んでばかりでした。しかし、このBUCに通い自分自身と向き合うことで、人間として大きく成長できていると今は実感しています。

「BUCに通うことが今の自分の仕事である」と私は強く考えています。

(ペンネーム:S.N)

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