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【BUCきょうとメンバーブログ】第29回:「芸術の秋、始めました」

2017年11月30日 (木)

芸術の秋ということで、私が最近始めた、というか再開した趣味の話をします。それは、「小説を書くこと」です。

実はちゃんとペンネームも持っているんですよ。それはさておき、この前パソコンの中を整理していたら、昔書いていた小説が出てきたんです。「ああ、こんなのあったなぁ」と思ってプロットと共に読み始めました。すると、なんと、おもしろい! こんなに面白い話を埋もれさせていたのかと驚くとともに、その小説に対して申し訳ない気持ちになりました。そして再び筆をとる運びになったのです (ワープロを叩くかな?)。

小説を書くことは集中力の回復具合を測るのにも丁度良いですし、脳が活性化しているのが分かります。それから、その小説のことで妻とのコミュニケーションも増えました。「ここの部分、女の人なら何て言うの?」とかお互いの価値観を知ったりもできます。

今回の小説はSF学園ラブコメディ、よくあるボーイミーツガールに私独自のSFで味付けして、私の恋愛観や、存在って何だろうということをテーマに書いています。書けば書くほどキャラクターが勝手にしゃべって動いてくれるのが面白い。ああ、小説を書くのって楽しいなぁとストレスの発散をしながら書いています。

それに加えて、文章を書く時間というのは、自分の内面と向き合う時間になります。自分の人生観や外界の刺激に対しての捉え方を見つめる機会になります。小説といかなくても短歌や川柳、俳句なんかをつくるのも、季節や周りの変化を自分がどう感じているのか、それを形にする (視覚化する) ことで新たな発見があるかもしれません。皆様も季節を切り取った、文字の私写真を撮ってみるのはいかがでしょうか。

鍵かける 
人のいない 
冬の朝  
己でかけて 
吐く息は白し 

いつもは声をかけて鍵をかけてくれる  
妻がまだ寝ている
寒い朝だ
自分でかけて出かけていく
溜息は白かった

これから寒くなってきますが、皆様ご自愛ください。拙筆ご容赦くださいね。

1r_2作業風景。右の辞書はマルチリンガル辞書で 
11か国語載っている優れもの

2r妻監修のガールズトーク。
推敲、赤入れはアナログです。

 (ペンネーム: 桂 守秋)

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