2017年6月 1日 (木)
バックアップセンターきょうと(以下BUC)に通所していて一番気を使う所、それは、デスクワークにおける作業の時間配分だと私は思います。
通所初めの頃は、デスクワークの時間は課題図書の読書・要約やクラフトのみでしたが、ステージが上がるにつれて、係活動や各種実行委員等の活動が入ってきます。
デスクワークの時間内にそれらをこなしつつ、課題図書の要約も行わなければならない、いわゆる「並行作業」という状態になります。
デスクワークの時間は、毎日午前中が基本になりますので、1日2時間30分、1週間で12時間30分という計算になります。
この限られた時間をいかに使って、効率よく作業を進めて締め切りに間に合わせるか、これを考えていかなければなりません。
こうなると、もう仕事の段取りと同じですよね。
一つの作業に集中することも大事ですが、作業の優先順位付けや仕上がり具合(完璧を求めないで、そこそこのところで切り上げること)を考えて組み立てていかないとあっという間に締め切りが来て…なんてことも起きます。
どうしても締め切りに間に合わない場合、スタッフの方と相談して納期調整を行う必要があります。このあたりも仕事での交渉・折衝と同じです。
最初の頃はうまくいかないかもしれません。私もその一人でした。しかし、毎日意識してやることで、次第に計画を立ててうまく並行作業をこなしていくことができるようになりました。
通所開始時は一つのことに精一杯だとしても、ステージが上がっていくにつれて、仕事に必要な能力が戻ってきて、復職につながっていくのだと思います。
復職に向けた実践的なトレーニングは、午後に受ける講座だけではなく、午前のデスクワークの「時間配分」といったところにも表れているのがBUCのいいところではないかなと感じています。
(ペンネーム:NIKON派)