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【BUCきょうとメンバーブログ】第5回:アサーティブなコミュニケーションへの挑戦

2016年12月 1日 (木)

今回はアサーティブなコミュニケーションへの私の取り組みについてご紹介したいと思います

下のような会話をしたことってないでしょうか?

友人「明日、カラオケに行こう!」
私「うーん。その日はちょっと買い物に行きたいねん(本当はカラオケに行きたくない)」
友人「じゃあ、買い物に付き合うし、そのあとでカラオケに行こう!」
私「うーん。わかった。(本当は歌が下手だから行きたくないのに)」

細かい内容に違いはありますが、言いたいことがなかなか言えずにお困りになったことはないでしょうか。私が本当に言いたかったのは、「歌が苦手だからカラオケには行きたくない」ということでした。

このようにコミュケーションに問題を感じていた私がバックアップセンター・きょうとで学んだ内の一つにあったのがアサーティブなコミュニケーションだったのです。

アサーティブとはなんなのかを本から抜粋します。

〈アサーティブ〉とは自分も相手も大切にした自己表現です。(中略)アサーティブな発言では、自分の気持ち、考え、信念などが正直に、率直に、その場にふさわしい方法で表現されます。
(『改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな自己表現のために―』平木典子・著 日本精神技術研究所・刊 p.25より抜粋)

私は別な場面でも他者に対して攻撃的なコミュニケーションの取り方もしていました。攻撃的な自分の気持ちの伝え方をしていると結局、人間関係が悪くなったりしますし、攻撃的な言い方をしてしまったあとは自己嫌悪を感じてしまったりと誰の利益にもならないことが理解できました。

このカラオケのお誘いの場面をアサーティブなコミュニケーションで試してみたいと思います。

友人「明日、カラオケに行こう!」
私「誘ってくれて、ありがとう。でも、ごめん、歌うのが苦手やからカラオケには行きたくないねん。良かったらハイキングとか近くの公園にいかへん?そこでやったら、大きな声を出しても大丈夫やで」
友人「そっかー、明日は他の場所に行こうか。カラオケは他の日に別の人を誘うわ」
私「そうしてもらえると、めっちゃ助かる。ありがとう」

まだまだ、アサーティブなコミュニケーションへの道のりは遠いですが、今後も頑張っていきたいと思います。

(ペンネーム:カヴァンゴ)

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