おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2020年2月 1日 (土)
月刊きょうと/「『朝』のルーティーン」(2020年2月)
今回はメンバーの8823さん(男性)に、毎朝心がけているルーティーンについて書いていただきました。
復職に向けて、今一番意識しているのが平日の朝の時間の過ごし方です。
今は、毎朝、六時に起きるようにしています。朝の時間、余裕をもって、ゆったりリラックスして過ごすためです。まず目が覚めたら、お布団の上で「目覚めの体操」をします。身体をゆるめて少しずつ身体と共に目覚めます。次に、朝の一番のポイントである「ガッツポーズ」をします。布団を出て、しっかりと胸を張って立ち「がんばるぞ」と自分に気合いを入れて、天に向かってガッツポーズをするとやる気が出ます。そして、玄関に向かいます。扉にかけてある東本願寺の日めくりカレンダーをめくり、「法語」を読みます。その日その日の自分に優しくアドバイスをもらえる気がして、安心と勇気がもらえます。一番のお気に入りは、三日の「これからが これまでを決める」です。読み終わると、玄関の扉を開けて外に出ます。東向きなので、空がうっすらと朝日で明るくなってきています。ゆっくり眺め、心を落ち着かせます。そして、階段を下りて一階のポストに朝刊を取りに行きます。
朝刊をとって部屋に戻ると顔を洗います。手にあたる水の冷たさ(お湯の温かさ)を感じながら、水を眺めます。キラキラと輝いてとてもきれいです。手の中の水をよく見ると小さな泡がたくさんついて、そこに別の世界があるように感じます。水をゆっくり観察したあとに顔を洗います。水が顔に触れる感覚に集中すると、とても気持ちよく顔が洗えて、スッキリします。
そして、リビングにいって、早朝のマインドフルネスをします。まず、カーテンを開けて、お気に入りのBGM「瞑想用のチベット音楽」を流します。行ったことはありませんが、チベットにいるような気がして、集中力があがります。まだ早朝なので、音がほとんどない世界です。もちろん家族もまだ眠っています。BGMとリビングにある水槽の水の音だけが静かに流れている感じです。何もしないための一定の時間と場所が、早朝のリビングにあります。そこでマインドフルネス静座瞑想法をします。『今』のあるがままをおだやかに受け入れます。気をつけていることはリラックスした姿勢です。背骨と首、頭を一直線にして垂直を保ち、肩の力を抜き、手は楽にして、手は膝の上に置くようにしています。『静けさの中に身を置き、注意集中力を高め、自己の存在を実感し、おだやかな気持ちになって一日を始めると、一日中、注意力が高まり、リラックスしてすごすことができる』と課題図書に書いてあったのですが、少しずつですが実感できています。
マインドフルネスが終わると六時半頃になります。リラックスした穏やかな気持ちのまま寝室にいって、家族を起こします。優しい気持ちで「おはよう」と起こすことができるので、バタバタとした日常の朝だけど、ゆっくりと時間が流れるように感じることができます。そして、朝食の準備をして、ゆっくりと朝食を楽しみます。何でもない平日の朝の時間が幸せな時間になります。
以上が、『朝』のルーティーンです。感情に左右されることなく、行動することで、気持ちが前向きになり、朝の時間をゆったりと過ごせます。復職後もこのリズムで、朝の時間を過ごして、元気いっぱいに出勤したいと思っています。