おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2019年3月 1日 (金)
月刊きょうと/「私の宝物」(2019年3月)
今回はメンバーのyukimiさん(女性)に、アルフィーの魅力について書いていただきました。
今回は、私の大切な宝物をご紹介したいと思います。
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私は、中学2年生の頃から音楽バンド『THE ALFEE』のファンで、かれこれファン歴三十数年が経とうとしています(年齢がばれる(笑))。当時は、とても人気絶頂期でコンサートチケットすら中々手に入らない状態でしたので、レコードを聴いては満足していました。彼らの楽曲には、大変力づけられ、明日へのPOWERとなっています。
初コンサートは1985年7月21日、今はなき大阪球場でした。初めての生音、初めて生で見る彼らの姿を昨日のことのように覚えています。生音は当時のレコードで味わうのとはまた違い、とても新鮮でした。
これは、三十数年コンサートに参加していても、今でも同じ感覚です。人気絶頂期でいわゆる「追っかけ」と言われる方々も大勢居て、純粋な(?)私達は当然、メンバーになど近づくことなど皆無に等しかったですのですが、社会人になり、コンサート参加本数も増え、地方へ行くことも多くなった時、偶然にもメンバーさんと超至近距離で遭遇し、天にも昇るようなドキドキ感と嬉しさでいっぱいになりました。
また、本の発刊を記念して行われた「握手会」に偶然にも参加することができて、メンバーと初拍手!!直接お手に触れることなんて、もう心臓バクバク。若き日の大切な思い出です。
時が経ち、私が人生の岐路に立った時、何か私のためになることをと思い、心友が私が大好きなメンバーさんへお手紙を書いてくれて、返信はがきが届きました。
そこに書かれていたのは、『負けるな!まだまだ人生長いぞ~!』という言葉とサイン年月日でした。他愛のないひと言にすぎないかもしれないけれど、私の背中をポン!と押してくださる大変、力強いお言葉に元気をもらい、どんな困難な壁にあたっても乗り越えられてきています。
その後も、何度かメッセージをもらっています。「頑張れ」ではなく、『ふぁいと~!』。このような言葉を頂き、優しさを感じられる私は本当に倖せ者だなと思っています。頂いた多くの言葉は、私にとってかけがえのない宝物です。
私もそれなりに歳を重ねましたが、彼らも今年、年齢65歳、デビュー45周年です。昨年末のコンサートで、「1日でも1時間でも長くステージに立っていたい」とお話し下さいました。一般人ならば、もう2度目のリタイアの年齢なのにまだまだ次への約束をしてくださることに、ずーっとファンでいてよかったなとつくづく思い、ただただ感謝しかありません。
この先、自分自身に何があろうとも、生涯『THE ALFEE』ファンでいようと決意しました。人生の岐路で励ましてもらい、時には人生の先輩・道標となって下さる彼らこそ、私にとっては大きな大きな宝物です。