おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2018年8月 1日 (水)
月刊きょうと/「落ち着ける時間と場所」(2018年8月)
今回はペンネーム機械が好きさんに、落ち着ける場所についてご紹介いただきました。
これを読まれている皆さんは、自分なりに落ち着ける場所というのはお持ちでしょうか。
トイレにいるときに落ち着けるだったり、子供の頃であれば押入れの奥に挟まっている時は落ち着けるだとか、人それぞれにそういったものをお持ちではないでしょうか。
意外とそういった落ち着ける場所は身近にあふれているように感じます。私は去年の3月からBUCに通所をさせていただいていますが、通所するようになってからこういった自分なりに落ち着ける場所を見つけるということは、とても大切だということがわかりました。
通所を始めた頃は、すぐ気分が顔に出たりと、なかなか落ち着いて何かをするといったことはできていなかったと思います。そんな時期に私がよく利用していた場所は、ヨドバシカメラのプラモコーナーで、BUCからの帰りに小一時間見て回ってから帰るということを通所を始めてから半年くらいはやっていました。15~16時頃であれば人もそんなには多くもなく、ゆっくりと見て回れますので、好きなものを気ままに見て回れていました。(場合によっては若干怪しく見えるので注意は必要です。)
そこそこ慣れてきたころには、いろいろと見て回る余裕もできてきたので、ふらっと散歩で色々と見て回ってから帰ったり、BUCへの往復の経路を変えてみたりして気分転換に充ててました。
ときでき自宅からBUCまで1時間30分かけてくることもありましたが、発作みたいなものなのでカウントには入らないかなといった感じですが、つい最近1ヶ月ほど自転車で来ていたので、これはこれで慣れると色々なものに目を向けられるし、色んな気づきがあることも分かりありかなと思います。
以前の自分であれば「落ち着ける時間は?」と聞かれると、洗濯機が洗濯モードでドラムが回っている所を見ているのが落ち着けると応えていましたが、案外色々なところで落ち着くことができるということがBUCに来るようになって気づけるようにはなったと思います。相変わらず部屋のデスクに腰を掛けた時に落ち着けるのは変わってはいませんが、それはそれで一つの落ち着ける場所だと思います。
改めて考えると難しいことかもしれませんが、ふと一呼吸置いた時に周りに目を向けてみてください。案外自分が今落ち着けていて、その場所が好きだろうなという感覚が湧いてくると思います。
ただ、場所ではなくてその場の空気感,雰囲気が好きという方もいらっしゃると思いますので、色々と参加してみるのも一つの方法ではないかと思います。
そのためにもいろいろと見て回るのはよいことではないかと思っています。自分の意外な一面が発見できるかもしれません。
長々とした文章で読むのが大変だったとは思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
そして、エッセイを読まれている皆さんにも、落ち着ける場所や時間を持って頂ければ幸いです。