おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2016年6月 1日 (水)
月刊きょうと/「猫とのかかわり」(2016年6月)
今回は利用者のチョコチップさん(女性)に、BUCに通い始めて変わったという、猫とのかかわりについて書いていただきました。
「エッセイ言われないな。よし!」と思っていた矢先にまさかまさかで私に巻頭エッセイの執筆のお願いがやってきました。何を書こうか大分悩んだんですが、BUCに通い始めて変わったことということで書いてみたいと思います。
もともとは滋賀住みですが、遠いのもあり、BUCに通う間は妹の家からきているんですが、去年の8月運命とも言える出会いがありました。
もともとは生粋の犬派だった私。「猫なんてありえない!」くらいに思っていて、猫派の妹と弟とはいつもいい所を言い合いっこしていたんですが、「一回ペットショップに行こう」という事になりました。私は犬の可愛い所などをアピールしようと行ったんですが、そこでまさかの出会いがあり、ズドーンと雷が落ちたように「この子だ!!」と思う猫に出会いました。もうテレビで言うようにその子だけキラキラ光っているようなそんな感じでした。それが今一番大切で大好きな我が家の猫、「虎太郎」さんとの出会いでした。
妹ともどもその日に「買います!!」とすぐに決心!!1週間の準備期間をはさんで、2ヵ月になったばかりだった虎太郎さんが我が家にやってきました。
すべてが見るのが初めてでキョロキョロしたり、おもちゃをみつけて遊んでいたと思ったら、コテンと疲れて寝ていたりと、虎太郎さんの一喜一憂を眺めてはこちらも一喜一憂。ずっとみていても全く飽きなくて、「コター❤」「こっちみてー」とずっと話しかけていました。
携帯のアルバムは虎太郎さんの写真ばかり。二人とも家にいない時は「大丈夫かな」「困ったりしていないかな」「泣いてないかな」とドキドキ。ホントに自分の子どもが産まれたような感じでした。どんなおやつが好きかな…どんな遊びが好きかな…どんなスキンシップが好きかな…と虎太郎さんのことを思っていろいろ考える日々。今までなら目に入らなかった猫の雑誌や周りにいる猫、テレビで映る猫、ペットショップなどがきになるようになりました。こうして何かに夢中になり、その事をいろいろ考える時間って素敵ですよね。
私たちにとって虎太郎さんはいてくれて癒しがもらえる相手ですが、虎太郎さんにとっても私たちがいないと生きられないというところもあり、お互いに必要としている存在なんだなと最近すごく思います。
今までだとBUCに通っていても、いろんな事で気持ちを乱されたり、悩んだり、これからのことを思って不安になったりと気持ちの波があった私ですが、改めて振り返ってみると今回は気持ちの波がそんなになく、落ち着いていた時期が長かったと感じています。それはなぜだろうと考えてみると、虎太郎さんの存在がとても大きかったことに気づきました。帰ったら眠気眼でもちゃんと座って「おかえり(と言ってくれているでしょう)」と迎えてくれたり、虎太郎さんがすりすり顔をこすりつけて甘えに来てくれたり、一緒に本気で遊んでお互いに笑顔になったり、虎太郎さんの体をなでているだけで心が落ち着いて癒される。私自身本当に虎太郎さんに支えてもらっていたんだなと感じます。
また仕事が始まったら、滋賀と京都の遠距離になりますが、いつでもスマフォで見れるカメラは買ったし(笑)、ぼちぼちあせることなく、そして虎太郎さんに元気と癒しをもらいつつ仕事とつきあっていけたらなと思います。
みなさん猫はいいですよ!そんな存在をぜひ見つけて下さい。