おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2015年7月 1日 (水)
月刊きょうと/「夢と魔法の王国」(2015年7月)
今回は利用者のディズニー好きさん(男性)に、ディズニーランドの魅力について書いて頂きました。
家族も含めて大好きな「夢と魔法の王国 東京ディズニーランド」について書いていきたいと思います。
東京ディズニーランド(以下:TDL)は、1983年4月15日、アメリカ国外では初となるディズニーテーマパークとして千葉県浦安市に開園しました。建設計画当時、米ディズニー社は米国内に新たなテーマパークの設計・建設の真っ只中であったため、初の米国外への海外投資についてはリスクを避けたいとの意向から、直接経営ではなく京成電鉄、三井不動産等が出資するオリエンタルランドが運営を行うことになりました。現在、日本以外にもフランス、香港等にディズニーのテーマパークが存在していますが、運営会社に米ディズニー社が出資を行っていないのは日本のみ、となっています。現在では遊園地・テーマパークとしての集客数は日本一、世界でも二位の集客数を誇り、隣接する東京ディズニーシーや商業施設イクスピアリを含め、東京ディズニーリゾートとして、多くの観光客を集める一大テーマパークに成長しました。私は関東在住が長く、家族揃ってディズニー好きであったため、数年間は年間パスポートを購入し、年20~30回通いつめておりましたが、今でも飽きることのない楽しみを提供してくれています。
ここで余り知ることのないデータをいくつか紹介していきたいと思います。
・来場者の男女比は3:7。
女性は友達同士で行くことも多いことによる結果だと思われます。男性同士の組み合わせもいないわけではないですが、目立ちます。
・年齢別の来場者は18~39歳が7割。
家族連れが多いイメージがあるため意外な結果かもしれません。ある程度お金がかかるため子供だけでは行きづらい点と、少子化も影響しているのかもしれませんね。
・海外からの来場者は3%。
最近は中華圏を中心に非常に増えたように感じていたため3%という数字には驚きです。目に止まりやすいためよく見ているように感じているのかも…。
・来場者がパークで使うお金の平均は1万1千円。内訳はざっくりチケット代5,000円、お土産代4000円、飲食代2000円。
他国の施設に比べるとお土産代の比率が高いそうで、これが収益を底上げしている理由とのこと。確かに行ったあと学校や職場でお土産を配り合う文化ができているような気がします。配るために小分けになっているお土産もたくさん販売しています。
遊園地という位置付け上、どうしてもアトラクションが優先になってしまう方も多いのではないかと思います。我が家もその傾向でしたが、妻の妊娠をきっかけにいろいろなものに手を出してみた結果、ショーやパレードだけも十分楽しめることがわかり、今ではそちらがメインになっている状態です。特にショーやパレードは場所によってキャラクターと触れ合える機会も多いため、子供さんにとって良いコンテンツであると思います。
「永遠に完成しない」というウォルト・ディズニーの言葉通り、今後も施設の再開発や、人気のアナ雪の世界を体験できる新しいテーマポートの開発も発表されております。是非、みなさんにも楽しんでいただきたいです。