おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2014年5月 1日 (木)
月刊きょうと/「青春18きっぷの旅」(2014年5月)
今回は利用者のガンバサポさん(男性)に、「青春18きっぷ」について書いていただきました。
BUCの中でも「中堅」になってきたからという事で、この巻頭エッセイの執筆を依頼されたが、私も通所し始めて7か月を超えてきたので確かに「中堅」になったわけだと妙に納得してしまった。
とは言うものの、近々の復職を意識しており、そのことを考えるともはや「ベテラン」なのかもしれないと自負する今日この頃である。
さて、前置きはこのぐらいにしておいて本題に入りたいが、何について書こうかとしばらく考えた結果、今回は「私の趣味」について書こうという結論に至った。
決して多趣味なわけではないのですぐに話が終わってしまいそうだが頑張って書きたいと思う。
ここ数年特にハマっていることは「青春18きっぷ」を使った旅で、鉄道と写真と旅と風景と自分の好きなことが凝縮されており一石二鳥いや一石四鳥だ。
この「青春18きっぷ」、簡単に説明すると11,500円で5回までJRの普通列車に乗り放題になるきっぷで、春、夏、冬の決まった期間にだけ発売されるきっぷなのだ。
途中で特急に乗っても構わないが、別料金になるので注意が必要だ。
勘違いしてしまいそうだが18歳でなくても使える仕組みなので安心してほしい。最初はわたしのようなオッサンは使えないと思っていたので(笑)。
5回分も必要ないときはヤフオクなどでたくさん出品されているのでそちらを利用されることをお勧めします。
ところで皆さんはどんな旅がお好きですか?グルメ?温泉?道の駅?
色々魅力を語ると尽きないものですが、旅行の道中に魅力を感じている方は是非このきっぷを使った旅をお勧めしたいと思います。
私が初めてこのきっぷを使ったのは、今から4年前に上の息子と二人で岡山方面に日帰りで行った時でした。春の倉敷の美観地区、津山城址などを巡り、姫路を通って深夜の京都に戻るルートでした。
新幹線を使えば半日くらいで回れるコースだと思いますが、青春18きっぷだと1日たっぷりかかります。
この「スローな感じ」が魅力でもあるのだ。
3年前、広島に行った時は1泊して原爆ドームや宮島を観光した。もちろん広島焼きやあなご飯といったグルメも堪能した。これできっぷ代は8000円くらいで行けたので好きな者からすれば「破格」なのであります。
しかし、この「青春18きっぷの旅」、一つだけ注意しておかなければならないのは、計画を綿密に立てておかなければならない事です。どうしても京阪神の電車をイメージしていると5分~10分で次の電車が来そうですが、旅で訪れるのが田舎なら、1時間~2時間に1本などざらにあるので、無計画に途中下車などしようものなら何時間も待たされて、その日のうちに目的地に着けなくなる恐れがあります。
挙句、特急を使って余計な出費という結末に陥るので注意したいところですね。
復職しても恒例行事としてこの「青春18きっぷの旅」を続けようと思っています。
皆さんも一度検討されてはいかがでしょうか。きっとハマりますよ。(笑)!