おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2014年4月 1日 (火)
月刊きょうと/「花粉症と私」(2014年4月)
今回は利用者のK・Kさん(男性)に、花粉症の悩みとその対策について書いていただきました。
3月といえば何を思い浮かべるだろうか?
卒業式・送別会シーズン、年度末の忙しさ、ひな祭りなどなど、人によって様々であろう。
だが私にとってこの時期は花粉症に苦しめられた思い出が大半を占めている。私は父親譲りのひどい花粉症であり、花粉への対策を万全にしなければ、この時期を乗り切るのは不可能と言っていいだろう。
私は高校生くらいの時に花粉症を発症しており、以来約10年ほどの付き合いになる。花粉症になる前は、まさか自分が花粉症になるとは思っておらず、ひどい花粉症であった父の苦しみがさっぱり分からず、よくくしゃみをする父を見て笑っていたものであった。今になって考えるとひどい話である。お父さんごめんなさい。
私にとっての花粉症シーズンは、例年大体2月下旬ごろから飛散するスギ花粉から始まり、5月上旬のゴールデンウイークごろのヒノキ花粉飛散終了までにわたる。
この時期はマスク、アレルギー対策の薬、鼻シュッシュ、目薬は欠かせなくなる。アレルギー対策の薬は少し眠くなるが背に腹は代えられぬ。どれか一つでも欠けたら悲惨である。特に目のかゆみは掻いても掻いても止められず、目が腫れるばかりである。
最近では花粉対策用のメガネも販売されているようだ。コトチカにあるPC用メガネで有名な某メガネメーカーも花粉対策用メガネを販売している。
ただしどうしても花粉対策メガネはゴーグルのような形になってしまい、デザイン的にはあまりよくない。しかし、一番大変な目の部分をガードできるのは朗報である。
この機会にメガネを一考しておくのも悪くないかもしれない。
ところで、体調の変化が心理的なストレスや、アレルギー反応に影響を及ぼしているということが古くから知られているようだ。
アレルギー性鼻炎は心理的ストレスによって悪化するという研究報告もある。睡眠不足、疲労、飲酒などによって体調が悪化することや、イライラ、気分の落ち込みによって花粉症の症状が悪化し、さらに症状の悪化により、心理的なストレスがかかり、さらに花粉症の症状が強く出るといった悪循環に陥ってしまう可能性もある。
特にうつなど、精神的な病気を抱えている方たちには心理的なストレスを高める花粉症は意外に侮れない敵といえるのではないだろうか。
最近では、花粉症対策の技術も進歩しており、花粉症対策の薬をはじめ、マスク、先ほど紹介したメガネ、空気清浄機など、以前に比べ、花粉症対策はしやすくなったといえるだろう。
もし私のように花粉症で、花粉症対策をほとんどしていないという方がいたら、ぜひ何らかの対策をしてはどうだろうか?
花粉症を抑えることにより精神的にも良い影響があるかもしれない!