おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2013年11月 1日 (金)
月刊きょうと/「ラグビーの3つの精神」(2013年11月)
今回は利用者のMSさん(男性)に、ラグビーの魅力について書いていただきました。
皆さん、こんにちは。突然ですが、皆さんは「ラグビー」というと、どんな事を想像しますか?
花園の高校ラグビー? 同志社や早稲田などの大学ラグビー? 神戸製鋼やサントリーなどのトップリーグ? それとも京都の伏見工業高校がモデルになった1984年のスポ根ドラマ『スクール☆ウォーズ』でしょうか?
私は、この『スクール☆ウォーズ』と1987年の第1回ラグビーワールドカップの影響で、ラグビーに魅了されました。そこで、今回はラグビーの事について書かせて頂きます。
ラグビーは1チーム15人で相手の陣地に攻め込み、トライやゴールを奪うスポーツです。15人の中には、スクラムを組む重量型のフォワードや、長身でガッチリしたチームの大黒柱のNo.8、俊足のバックス、ボール捌きが上手くて素早いハーフの各ポジションがあります。小さなハーフやバックスの選手でも巨漢相手に攻め込んだり、タックルに行きますし、重量型のフォワード選手も思っている以上に激しく動きます。観ている分には非常にダイナミックな試合展開で見応えがあり、熱くなります。
私は学生時代にラグビーを体験していませんが、現在、自分の息子2人(小学5年と幼稚園年長)と一緒にラグビースクールに通っています。子供に体験させたいと思った理由は、ラグビーの3つの精神にあります。
1つ目は「フェアプレイ」、常に正々堂々とベストを尽くし、勝って奢らず、負けて清く。2つ目は「NO SIDE」、試合が終わった後は、勝ち負けどちらのサイドも無く、お互いを称え合う。そして3つ目は「ONE FOR ALL、ALL FOR ONE」、個人はチーム全体の為に自己犠牲をし、チームは一丸となって個人をサポートする。如何ですか? 意外と言っては語弊がありますが、とても紳士的なスポーツですよね。自分だけでは生きていけない世の中で、これらの精神を、人格形成の軸にして貰いたいなと思っています。今は、鬼ごっこのように楽しんでいますけどね(笑)。
ここBUCでも、「ONE FOR ALL、ALL FOR ONE」の精神で、復職に向けて全員で励まし合っていきたいです。
先般、2020年オリンピックの東京開催が決定しましたが、その前年である2019年には、ラグビーワールドカップが日本で開催されます。現在の日本は、世界ランク16位くらい。これまで日本はW杯に連続出場するも、惜しいところでなかなか勝てないのですが、日本開催までに何とかTOP10入りして貰いたいです。
がんばれ、ブレイブ・ブロッサムズ(勇敢なサクラ軍団:ラグビー日本代表)!!