おうばく通信
でんでんTIMES
2013年2月11日 (月)
【でんでんTIMES】室内レクリエーション
暦の上では春になり、ちらほらと梅のつぼみも見られるようになりましたが、寒さはまだまだ厳しいですね。
さて、今回は室内で行っているレクリエーションについてご紹介します。
でんでんむしの室内レクリエーションでは、輪投げ、ボーリング、ゲートボールなどを行っています。
写真を見ていただくとお分かりになると思うのですが、使用する道具はほとんどが手作りです。牛乳パックでゲートボール用のゴールや、ホームセンターで売っているホースで輪投げ用の輪を作っています。
輪投げでは一人10本の輪を投げて点数を競います。
簡単そうに見えて実は結構難しくて、時々スタッフも混じってメンバーの方々と一緒に参加しています。
ボーリングはペットボトルで作ったピンなので倒れやすく、中に鈴が入れてあり倒れると派手な音を立てるので目が見えにくいメンバーの方も取り組みやすいようです。
ゲートボールは5メートルほど先のゴールに向かって球をクラブで打つ、というおなじみのものですが、これも案外難しいものでゴールに入らなかったときには悔しそうな表情をされている男性メンバーもおられます。
今回紹介したレクリエーションはどれも単純で簡単そうに見えますが、動きをひとつひとつ細かく見ていくと、椅子から立ち上がりスタート地点に移動すること、立っているときのバランス、距離感を自分で見て的やゴールを狙うこと、ボールを転がすときやクラブで球を打つときの力加減などそれぞれが複合的に合わさることで成り立っているのです。また、クラブや輪を持つための握力や、バランスを保つための下肢筋力など基本的な身体機能も必要となってきます。さらには、応援してもらう・応援する、悔しい・うれしいという気持ち、みんなで集まって何かをするということで心理的な面にもいろいろな作用をもたらします。
利用者の方に「楽しい」と思ってもらいながら、体も気持ちも元気になれるようにプログラムや関わりを提供していけたらな、と思っています。
今年も一年を通して「外に出る、笑顔の絶えないでんでんむし」を目指していきたいと思います。
次回の【でんでんTIMES】もお楽しみに!