おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2011年10月31日 (月)
月刊きょうと/「私のスーパースター」(2011年11月)
今回は利用者のSTさん(男性)に、ルパン三世の魅力について書いていただきました。
私のスーパースターはルパン三世です。彼らを見ていると人生を心底楽しんでいるように思えるからです。そしてさらに狙った獲物は盗みの予告を自ら行い、それでいて、必ず盗むという、まさに「有言実行」を簡単にやってのける姿がかっこいいなぁと思っちゃいます。
他にもルパンは作中で不利な状況になると必ずと言っていいほど、「これはおもしろくなってきやがったぜぇ」と発言しています。なんなんだ、このみなぎる自信は! とは思いつつも、これを見習って常に余裕を持って過ごしていけるような人間になりたいなぁと考えて、またまた憧れちゃいます。
ルパンは子供の頃からテレビでよく放送されていたこともあって、前から好きだったのですが、もっと好きになったのはつい最近で、体調が安定していないときに、ルパン三世のいろんな作品を見て過ごしたことがきっかけでした。なんせ時間を持て余しておりましたので、ずーっと見ているうちに気付けばほとんどの作品を見ていた、というぐらいのめりこんでいました。
作品の中でも私が最も印象に残った作品は『ワルサーP38』という作品です。ご存知、ルパンが愛用している銃の名前がタイトルとなっているこの作品。当時ルパンは銀のメタリックのワルサーを愛用していましたが、現在の黒のワルサーに変更することになったきっかけや、思わず涙するラストは決して忘れられません。間違いなくおすすめの作品です。
また、不二子が好きな方であれば、是非とも「愛のダ・カーポ」という作品を見て頂きたく思います。不二子が記憶をなくすことで悪女(?)から、しおらしいおっとりとした女性に変わります。その不二子と言ったらとても愛らしく、私も一瞬惚れてしまいそうになりました。不二子ファンの方は必見の作品となっております。
また作中に使われているルパンがよく乗っているオープンカータイプのメルセデスベンツや小さめで丸っこいフィアットや不二子が乗っているハーレーといった車やバイクも好きになり、現在では私の大きな憧れとなっております。中でもフィアットは将来本当に乗ってみたい車です。もし乗ることができたらルパンのようにスピードを出し過ぎないように気をつけたいと思います。
音楽にも影響を受けました。ルパンに使われるBGMとして、ジャズが使われることが多く、それまではジャズに興味を持ったことはありませんでした。しかしながら、ルパンを見るようになってジャズに初めて興味を持ち、ルパン三世のテーマのジャズバージョンのCDも買いました。しかもけっこう気に入っております。これを機にみなさんもジャズを聴いてみてはいかがですか?
とっつぁんについては文字数の関係で割愛させて頂きましたが、最後に、バックを卒業したら私も常に余裕を持って仕事に取り組み、楽しい人生を送れるよう、私のスーパースターに一歩でも近づけるようになりたいと思っております。