おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2010年11月28日 (日)
月刊きょうと/「BUCきょうとでの経験とラジオについて」(2010年12月)
今回は利用者のHTさん(男性)に、BUCでの経験と、ラジオについて書いていただきました。
私は7月15日からうつ病によって休職になりました。
最初は自宅療養していましたが、ステップアップを知ったことで、7月20日から8月6日まで通所し、本の要約などをしていました。そして主治医の先生やカウンセラーの先生等に相談しました。
私自身コミュニケーションが苦手なので、それを克服するためバックアップセンターきょうとに通所することで自分自身に自信をつけるために、8月9日からバックアップに通所することになりました。
今回で利用するのが4回目となりましたが、自分にとっては新たな気持ちで何事にも取り組もうと思っています。
バックアップセンターにはいろいろなカリキュラムがありますので、まずはそれらについて紹介したいと思います。
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SSTは社会的生活をするためのコミュニケーションのコツを訓練するためのもので、最初は気分をほぐすために簡単なゲームから始まり、みんなが和んだところで本題にはいきます。そしてグループごとに分かれて話し合いをします。
生活習慣改善プログラムでは、簡単な体操をしたり、各個人の生活リズムをスタッフに言ったりして生活改善を行っています。
アロマセラピーでは、ハンド・フットマッサージの実習を始めとしてアロマの精油の効能などを学びます。
ストレスマネジメント講座では、ストレスに気づく事によって自分の問題に取り組んだり、日常生活の中で生活のリズムを回復するためにストレスとうまく付き合うことを学びます。
そのほかにも、コアリズムやヨガやスポーツなどがあります。
このようなカリキュラムを実施することによって、復職に向けてのステップにしたいと思います。また、自分に対する自信もついてきたように感じられます。
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平日にはバックアップに通所していますが、休日には体力づくりとしてサイクリングしています。
近くの堤防が遊歩道になっており、夕方の時間帯に行くので、河川敷広場では終わりかけの少年野球チームがいい声をあげて練習していたり、隣の河川敷広場では少年サッカーが練習や試合したり、親が応援をしたりしています。
河川敷を少し走ると、ススキが一面に生えているところがあり、今日この頃の寒さで枯れかかっています。遠くの山を見てみると雲がかかっており、とても寒そうでした。
しばらく走ると京阪の踏み切りがあり、そこにはトリ鉄マニアがいて電車を写していたりします。
橋を渡って対岸の自転車歩行者専用道にでると、サイクリングから帰ってくる方やウォーキングの方や散歩する方などに出会います。そして国道1号線の橋を渡って帰ってきます。
サイクリングをすることによって少しずつですが体力が回復してきていると感じるようになりました。
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休日にはラジオもよくを聞いていますので、ラジオについても書いてみたいと思います。
中学生になったときラジオカセットを買ってもらい、歌番組を聞いたり音楽をカセットにとったりしていました。
高校・大学時代になると他のことで遊ぶのが主となってしまい、ラジオを聞くことが少なくなりましたが、社会人になってからは夜のラジオ番組を聞くようになり、今日においては、病気の関係で自宅療養しているうちにラジオを聞くことが楽しくなりました。
今回はもう少しラジオについて調べてみました。
ラジオは広く無線全般を意味することばですが、一般的には電波による音声放送とその受信機をさすことが多いようです。
ラジオ放送には中波、短波、超短波帯の電波があり、それぞれの特性・特徴を生かして用いられています。
日本では中波が国内向け標準放送として、短波がおもに海外向け国際放送として、そして超短波が音質の優れたFM放送として使われています。
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…このように、平日にはバックアップセンターに通所して色々なカリキュラムに取り組むことによって自分に自信をつけております。
また、休日にはサイクリングをして体力づくりや好きなラジオ番組を聞いて過ごしたりしている昨今です。