おうばく通信
ボランティアについて
2010年4月16日 (金)
ボランティア活動をやってみませんか?
宇治おうばく病院及び栄仁会施設では、病気や障害を持った人たちへボランティア活動として、いろいろなお手伝いをしていただいています。長期療養されている入院患者さまや地域に暮しながら通ってこられるデイケア利用者などの皆さまに、さまざまの活動や憩い、交流の場を日々提供することで、生き生きとした感情・好奇心・活動性などが低下しないように努めています。
精神障害や認知症などに関して全く予備知識がない方でも当該部署のスタッフからアドバイスおよびサポートさせていただきますので、安心して始めていただけます。
身近なお年寄りのお世話をされている方やこれからされる可能性がある方には、介助ボランティア活動を通じて在宅での介護に役立つ知識や体験を、自然に体得していただけるメリットがあります。
ボランティア内容
特技や趣味を持っておられる方には、茶道、生花、絵画、スポーツ、等々のいわゆる「先生」を継続的に行っていただいたり、特別な季節行事や誕生会などの当日限りに奇術、踊り、楽器演奏、等々をしていただいたりしています。
そのようなものをお持ちでない方にも、認知症病棟や療養病棟(医療・介護)に入院されているお年寄りの方の話し相手になっていただくことなどを中心に、さらに慣れてこられた方には日常生活でのちょっとした援助のお手伝いや車イスでの散歩介助などもお願いして、地域の皆さまに開かれた病院を目指しています。
臨床心理学や精神保健福祉・社会福祉学などを勉強されている大学生・大学院生の方には、体験学習を兼ねて病棟(認知症病棟が主)やデイケア(精神科デイケ アみらい)、デイサービスやグループホーム(おおわだの郷:共に認知症高齢者対象)、などで患者さまや利用者さまと「自然な交流」をしていただいています。
グループホームおおわだの郷でのボランティアについて
グループホームおおわだの郷で は、認知症の高齢者の方が家庭のような環境で共同生活を送っておられます。日々の生活の中でお話し相手になっていただける方、趣味やクラブ活動的なものの 先生、誕生日会や月行事の催しで出し物をして頂ける方を募集しています。身近に接していただくと、今まで持っておられた認知症のイメージが、きっと変わり ますよ。
参加ボランティアさんの声
月に2回3~4名のアロマセラピストが、うつ病回復期で復職トレーニング中の方々やストレスケア病棟に入院中の方々にアロマセラピーを行なうというボランティア内容です。
復職トレーニングでは簡単なアロマセラピーの講義とハンドマッサージ、フットマッサージの実習をしています。マッサージ実習では皆さん同士でマッサージをしたり、セルフマッサージをしていますが、とてもリラックスできるようで好評です。
入院中の方々には、病院内の談話室にてアロママッサージをさせて頂いています。肘上までのハンドマッサージか足浴付きの膝までのフットマッサージかどちらかお好きな方を選べます。
月に2回のアロマセラピーを心待ちにしている方もいらっしゃいますので、とても励みになっています。
ボランティアを通じていつも思うことですが、ボランティアとしてただマッサージや講義をするというだけではなく、それよりももっと多くのものを逆にもらっているなぁと感じています。
それは「気持ちよかった!」という嬉しそうな声であったり、笑顔であったり、また時々お話してくれる優しい眼差しであったりと様々ですが、決して一方通行 ではなく、必ずいつも何か温かいものを受け取って帰っています。学ぶことや教えられることもたくさんあります。
だからこそ、ボランティアをさせて頂ける機会を与えてもらえたことに心から感謝できるのだと思います。
これからも楽しく和気藹々と笑い声があふれるようなボランティアを続けていきたいと思っています。
宇治おうばく病院でのボランティア 0774-32-8111 「総務管理室 松村」 までお電話ください。 |
おおわだの郷でのボランティア 0774-38-2710(デイサービス) までお電話ください。 0774-38-2715(グループホーム) までお電話ください。 |