おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2007年10月 1日 (月)
月刊きょうと/スポーツの秋 (2007年10月)
ぼちぼちと秋の気配を感じるようになってきました。
今回は利用者のYOSIKOJIさん(男性)に、スポーツの秋、マラソンについてご紹介いただきました。
そろそろ秋、スポーツの秋です。球技が苦手なので、私の趣味は「走ること」です。
1ヶ月に百km以上走っていれば、「市民ランナー」と自慢できるのですが、私の場合、「その週だけ市民ランナー」です。その週だけ市民ランナーとは、大会のある週にだけ、大会距離の半分程度の距離を練習し、後は大会当日を楽しむ、まあ自分勝手なランナーのことです。
「走る」ことのきっかけは、大学の研究室内での明日香ひなまつりマラソンでした。いきなりのフルマラソン(42.195km)でしたが、5時間ちょっとで完走できました。みんなで走ると楽しいし、また沿道の応援も気持ち良いものです。
10kmぐらいを走っているときには、相当量の快楽物質が脳内で分泌されていると推察できます。結局、研究室にいる間に3回完走しました。
就職してからは、仲間内で飲んでいる時にマラソンの話になって、「じゃあどちらが早いか決着をつけよう」という話になり、沖縄のNAHAマラソン参加となりました。当初は男2人でしたが、途中で女性2人も参加することになりました。
大会では、35kmから先行を許し結局負けてしまいましたが、制限時間まであと5分になって、女性の2人が戻ってきた時には感動しました。沿道では、声援をはじめ、バナナ、黒砂糖、梅干し、エアーサロンパスの応援までありました。
その後、何回かフルマラソンに挑戦しましたが、だんだんつらくなってきました。当日は早朝に起きて、自動車で福知山へ、マラソンの後はランナーの自動車で渋滞して、くたくたになって帰宅する。
ここは「大人」です。いつからか、京都近郊のハーフマラソンに特化するようになりました。
おすすめの大会は「宇治川マラソン」と「京都シティーハーフマラソン」です。2大会ともに京都から1時間以内で会場に到着できます。宇治川マラソンは太陽ケ丘運動公園がスタート・ゴールで、宇治おうばく病院の近くが折り返しとなります。最後の急な登り坂が、唯一の難点で、歩いているのと変わらないスピードになってしまいます。
京都シティーハーフマラソンは岡崎公園がスタート・ゴールで、宝ヶ池国際会館が折り返しとなります。1万人規模なので、スタートラインを通過するのに3分程度かかり、前半は少々渋滞気味なのが難点ですが、最後の5kmの北白川通りはやや下り坂なので、少々疲れていても走りきれるのが良い点です。
勤務先では走楽会に所属していますが、走楽会で恒例なのが24時間リレーマラソン・イン舞洲スポーツアイランド大会です。8~12人がチームを作り、昼の12時スタートの翌日12時がゴールで、約2kmのコースの周回数を競うものです。
カレーや焼きそばなどを作りながらのレースになるので、サポートも必要になり、1チーム20人程度の集団になります。深夜に「次の次だから、よろしく」と起こされたが寝ぼけまなこで、レース中であることを認識するのに10分間以上かかったこともありました。
私は今年で40歳になります。このスポーツの秋から「市民ランナー」と呼ばれるものになることを密かにねらっています。