おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2007年1月 1日 (月)
月刊きょうと/冬の味覚・鍋料理いろいろ (2007年1月)
暖かい料理が恋しいこの時節。「食欲の秋」から「食い倒れの冬」へと移行してまいりました。
今回は利用者Yさんに、冬の味覚と鍋料理について書いていただきます。
長期予報で今年は暖冬だと言われておりますが、いよいよ冬本番となって来ました。バックアップセンターに通所されているメンバーやスタッフの皆さん、そしてこの『月刊きょうと』を読んで頂いている方々には、風邪などひかれていませんでしょうか?
さて、冬本番ともなれば、体が温まる食事を摂りたくなるものです。そこで、登場するのはやはりなんと言っても「鍋料理」でしょう。「水炊き」・「寄せ
鍋」・「ちゃんこ鍋」・「ぼたん鍋」・「キムチ鍋」、一時期ブームになった「もつ鍋」や値段の高いものでは「てっちり」、はたまた、変わったものでは「飛
鳥(あすか)鍋」など、種類を挙げていけばきりがないでしょう。
そのなかでも、一番のお勧めは「カニすき」でしょう。多少手は汚れますが、それを気にしていては、せっかく目の前に来て頂いたカニに対して失礼というものです。豪快に両手を使って一気に平らげてあげましょう。そして、最後にカニぞうすいで締めれば完璧です。
近頃は、京丹後市の「間人(たいざ)ガニ」がおいしいと評判になり、高級ブランド品となっている様ですが、まだ一度もお会いしていません。一度でいいから、なんとか口にしたいと思っています。
ところで、忘年会・新年会など「鍋料理」をする機会が増えるこの時期、必ずと言っていいほどあちらこちらの宴会に出没する人種がいます。すでに、皆さんもお気付きだとは思いますが、そうです「鍋奉行」のことです。
皆さんの家族や職場の上司など、普段は料理のことについてとやかく言う事がないのに、「鍋料理」となると、先頭に立って仕切りたがり、材料を入れる順番や味付けなど、事細かく指示をする人たちのことです。
確かにおいしく食べるためには、正しいことを言っているとは思うのですが、「ほっといてくれ!」と言いたくなるときもあるでしょう。しかし、そこはぐっと
こらえて「鍋奉行」の言うことに従いましょう。彼等にまかせておけば、必ずおいしい「鍋料理」にありつけるのですから。
12月号の栄養講座にもありましたが、肝臓に負担をかけないためにも、食べすぎ・飲み過ぎをされないように注意しましょう。そして、絶対に「飲酒運転」はしない、させない様にしましょう。せっかくの良い気分も台無しとなるだけでなく、大切な人生も壊れてしまいます。
なにはともあれ、「冬の味覚」を思う存分エンジョイしましょう!