おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2006年12月 1日 (金)
第二回BUCきょうとOB交流会 (2006年12月)
バックアップセンターのOBと現役メンバーとの交流会が行われました。
今回は利用者Mさんに、そのときの様子を紹介していただきます。
十一月十一日(土)に六月に続き、第2回バックアップセンター卒業者と現役通所者の交流会が開催されました。当交流会はOBの方々との親睦ならび に、既に復職された方々の現在の状況や体験をお聞きすることにより、リハビリ通所者の参考とさせていただく事を目的として企画いたしました。
当日は小雨が降る中、第1期卒業者から直近の卒業者までのOB6名、現役通所者13名、スタッフ3名の総勢22名の参加を得る事が出来ました。
まず第1部は、病院の屋外バーベキュー場での昼食。準備担当メンバーが前日までに買出ししたバーベキュー&焼きそば(焼き芋付き)の材料を参加者全員で手
際よく準備、バーベキュー火床もうまく着火する事が出来ました。誰が指示することもなくメンバーの皆が自分の得意分野を生かし、役割を果たしている姿は、
10月に実施したフリーマーケットでの経験が活かされているなと感心してしまいました(メンバーの動きを見ていてうつ病患者とは見えない、はつらつとした
積極的で生き生きしている笑顔は頼もしい限りでした)。
和牛肉での焼肉はたいへん美味しく、みんながテーブルに座るのも忘れて、焼き網に群がるという状況で食欲丸出しの集団と化していました。雨も心配したほどの大降りとはならず満腹のうちに1部が終了、会場をバックアップセンター室に移し、2部の交流会に移りました。
各自簡単な自己紹介の後、現役生からのOBへの質問という形式で話題は進み、OBの方々それぞれから貴重なアドバイスや経験談を頂戴する事が出来、現役生
としては復職に向けての参考と自信に繋がったのではないかと思われました。また、OB全員の方々がセンターでの経験を生かし、復職後の病気再発を防ぐ事が
出来ているという事実はセンターでの訓練の重要性を改めて認識する場ともなりました。
話の尽きない中、予定時刻が来てしまい次回の再会を約束して無事、交流会を終了いたしました。現役通所生にとって大変実りある1日となった事でしょう。