おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2006年9月 1日 (金)
月刊きょうと/BUCきょうと園芸日記 (2006年9月)
バックアップセンターきょうと(BUCきょうと)では、復職トレーニングの一環として、園芸に取り組んでいます。園芸療法とも言われるように植物を育てることを通じ、咲いた花を観て楽しんだり、ハーブティーにして香りに癒されたりする精神的な効果と、意外と体力を使う作業から身体の健康促進を目的としています。
徐々に規模も大きくなってきたので、今回はこれまでの過程を紹介したいと思います。
(witten by メンバーSさん)
最初に植えたのは「ローマンカモミール」「ラベンダー」「ガーデンダリア」「ペパーミント」「レモンバウム」「ボリジ」「コモンマロウ」「ベルガモット」で、プランターに植えました。
水のやり過ぎに注意したり、殺虫剤を使わず地道に手で虫を駆除したりしながら、大切に世話をしていると、少しずつですが着実に成長していく姿を観察でき、皆で喜びました。
次に植えたのは「タイム」と「ひまわり」で、これらは種から育ててみることにしました。紙で碁盤の目のように区切られた苗床に、小さな種を丁寧に均等に蒔きました。
それから、心配しながら一週間。ようやく、小さな芽が出たときは、本当に嬉しかったです。
この頃になると先に植えたハーブ達も大きくなり、収穫してみることにしました。ペパーミントやレモンバウムをハーブティーにして、市販品では味わえない“生”の香りに癒されたり、コモンマロウの花をお湯に入れて色の変化を楽しんだりしました。
こうなってくるとメンバーの意欲も高まり、もう少し大きなフィールドで園芸をしたくなって、巨大プランターを作って、畑気分を味わってみることにしました。簡単な設計図を描き、ホームセンターで木材を揃えて、早速、製作に取りかかります。設計図に合わせて木材を切って組上げると、板の厚みを忘れていて寸法が合いません!そんな失敗も楽しみながら、何とか一畳分の広さのプランターが出来上がりました。
この巨大プランターに植えたハーブは「カモミール」「タイム」「ボリジ」「ラベンダー」「ローズマリー」「コモンマロウ」「ベルガモット」「バジル」「シソ」「ケール」「ワイルドストロベリー」「トマト」「ダリア」「ブルーデージー」です。乾燥した土を好むハーブと湿った土を好むハーブを分け、それぞれプランターの両端から植えました。また、成長すると背が高くなるものほど中心に植え、日当たりも考慮しています。
長い梅雨も無事に乗り越え、お盆前には「ひまわり」が綺麗に咲き、トマトも収穫出来ました。
これからも愛情を注いで、大切に育てていきたいと思います。