おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2006年8月 1日 (火)
月刊きょうと/BUCきょうと卒業生交流会 (2006年8月)
今回は利用者のM・Yさん(男性)に、バックアップセンターで行われた交流会の模様について書いていただきました。
バックアップセンターきょうとの現受講生と卒業生との交流会を、皆で焼きそばを作り、食べながらやろうという企画が持ち上がり、去る6月17日(土)に行われました。
当日午前11時にバックアップセンターに集合し、受講生9名、スタッフ3名、そして卒業生5名の計17名の参加者がありました。卒業生が姿を見せられる度に、懐かしい顔を見てホッとするような気分になりました。
まず全員で焼きそばを作る作業に入りました。場所は病院敷地内のあづまやで、同時に3ヶ所で作れるスペースがありました。
最初に炭火おこしから始めたのですが、ガスバーナーがあったにも関わらず、これがなかなかうまくいきませんでした。着火剤を使ったり、新聞紙や枯れ木の薪を拾ってきて下から燃やしましたが、なかなか火がおこりません。
ようやく火がおこり、3ヶ所に鉄板を置いて焼きそば作りに入りました。火をおこしている間に皆で手分けして、野菜を切ったり洗ったりしておきました。最初は豚肉から始めて、人参、キャベツ、もやし、麺と順に焼いていきました。焼き出すと早く、瞬く間に出来上がりました。
焼きそばができればあとは食べるのみ、みんなで談笑しながらおいしくいただきました。味の方も一回目焼いたのは、言うことなしだったのですが、二回目のは焼きそばソースの入れすぎで辛くなってしまいました。
そうこうしているうちに、一次会は終了。あと片付けに入りました。食べている最中からポツポツと降っていた雨が、あと片付けをする頃には本降りになってきました。みんなほとんど雨に濡れることなく一次会が終われるなんて、普段皆の行いがすごく良いのでしょう(?)。
次は場所をバックアップセンターに移して、二次会で茶話会として、現在の受講生と卒業生との意見交換会に入りました。Y氏ご推奨のシュークリームとハーブティーをいただきながら、Y氏の司会進行で会は進んで行きました。
お互いの交流会ということで、受講生が卒業生に質問をして答えてもらうという形式をとりました。質問では、職場に復職後のリハビリ出勤はあるのかなどが出ました。現受講生もこれから直面する復職について、卒業生の体験談を生の声として聞くことができて大変参考になり、また大変有意義でした。シュークリームとハーブティーも大変おいしくいただけました。
そうこうしているうちに、終了予定の3時になり、会はお開きになりました。全体的に予定通り事が進み、何より受講生と卒業生との交流を深めることが出来、大変実りのある一日でした。