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【BUCきょうとメンバーブログ】第62回:「BUCを支えるひと、その5 看護師・永田 彩さん」

2019年3月28日 (木)

メンバーとともに悩み、学ぶ
「今週はお魚を中心にバランスよく食べていますね、健康的でよいです!」「ラーメンばっかり食べているじゃないですか!まずは週1回に減らしましょう!」「運動が少ないですよ、あと10分はウォーキングを頑張りましょう!」

バックアップセンター・きょうと(以下、BUC)で、健康的な社会復帰のために減量に励むメンバー(利用者)に、厳しくも優しいアドバイスをくれるのが、看護師の永田 彩さんだ。BUCの取り組みの一つ「ダイエットグループ」では、週に一度の成果報告会があるが、永田さんの元気な性格のおかげか、報告会ではいつも笑顔があふれている。
 
永田さんは、「人と接する仕事がしたい」との思いから看護師になることを志し、高校生の時から看護を学んでいた。短期大学卒業後は、宇治おうばく病院に就職。約2年間、急性期病棟で心の病に苦しむ人々を支えてきた。その後、BUC設立にあたり、そのスタッフになり、設立時から現在に至るまで、BUCの看護師として、社会復帰を目指すメンバーの健康を支え続けている。
 
BUCにおいて、永田さんは、メンバーが健康的な生活リズムを作るための指導の他、メンバーの気分・体調の変化に常に気を配り、必要なケアを考え、実践している。BUCでの仕事はやりがいがあり、楽しいと感じているが、「どうすればメンバーの力になれるのか?」と悩み、葛藤することも多いそうだ。それでも、日々メンバーと精一杯向き合い、時には失敗もしながら、メンバーと一緒に前へ進んでいくのが、永田さんのスタイルだ。
 
「皆さんは、みんな元気になる力を持っている。皆さんを元気にするのではなくて、皆さんが元気になる力を引き出すお手伝いがしたい」と、永田さんは語る。心の病で休職した人が、心身共に健康になって、自信をもって社会に戻っていく。BUCがそんな場所であり続けられるよう、永田さんはこれからもメンバーと共に歩んでいくのだろう。

(ペンネーム:ひぐま)

<永田さんはこんな人>
愛媛県松山市出身。実家でウサギを飼育しており、触ると癒されるそう。自然豊かな景色が好きで、好きな休日の過ごし方は宇治川の川沿いを歩くこと。イラストを描くのも好きで、その画才は機関誌「月刊きょうと」の挿絵などに発揮されている。

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