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【BUCきょうとメンバーブログ】第61回:「BUCへ通う前の自分へ」

2019年3月14日 (木)

“拝啓、BUC通所前の自分へ。これを読んでいる貴方は…”と、昔流行ったアンジェラ・アキさんの「手紙」という曲の歌詞を拝借して始めようと思いましたが、話が逸れてしまいそうなのでここで止めておきます。さて、本題へ。

私は、1年程、自宅療養した末、復職しましたが、思うようにいかずに体調不良でダウンし、職場の産業医の勧めから、バックアップセンター・きょうと(BUC)に通所し始めました。初めは、“異世界に連れて行かれるのでは?”と不安に駆られていましたが、BUCに通所すると、良い意味で驚きの連続でした。
 
まず驚いたのが、BUC自体の雰囲気がとても明るい事。BUCには様々な職種、性別、年代の方々が通所されています。通所したてで、右も左も分からない私に沢山のメンバーさんが「大丈夫、自分達も最初は同じ道を辿ってきたから」と笑顔で声を掛けてくれました。メンバーさんだけでなく、スタッフさんも皆さん明るく、時には厳しく、私の復職への道のりに欠かせない明るさを引き戻してくれました。
 
次に驚いたのが、プログラム内容の充実さでした。書面で見た時は、何が何だか分かりませんでしたが、1つ1つプログラムをこなしていくうちに、今までの自分には考えもつかないことが浮かぶようになりました。私が特に衝撃を受けたのは、「マインドフルネス」でした。「マインドフルネス」を知るまでの私は、“ボーッと”して心を休めているつもりでしたが、その“ボーッと”している時も「未来」への不安を頭の中で巡らせていた為、休んだはずなのにしんどい、不安が増している状態が続いていました。そんな時に、「マインドフルネス」を学習し、実践することで「過去」や「未来」ではなく「今、現在」の自分を感じる重要性を知り、今の自分にとって「マインドフルネス」は最も必要なものである事を発見出来ました。
 
これ以外にも様々な驚きや気付き、学びがあり、通所前に感じた「不安」はいつの間にかどこかへ消えて、代わりに、出来ることが増える事からの「自信」と、見守ってくれるスタッフの方や同じ目標に向かって一緒に頑張っているメンバーさんが居てくれる「心強さ」を身に付ける事が出来ました。
 
最後に、“BUCへ通う前の自分へ”最初は不安だらけなのはみんな同じ。でも、踏み出す前と後の景色は全然違うから。きっといいことあるから、だから安心して一歩踏み出してください。

(ペンネーム:あっちゃん)

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