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【BUCきょうとメンバーブログ】第60回:「BUCに通って変わったこと-「食事」と「ナナコ」と「マインドフルネス」-」

2019年2月28日 (木)

今回は、私がBUCに通うようになって、変わったこと・学んだことについて書きたいと思います。

まず、変わったことは、「食事」です。以前は、つきあいで仕事終わりに飲みに行くことも多く、食事は偏っていましたが、週末は激しく運動していたこともあり、体重はキープできていました。しかし、BUCに通所するようになり、診察でも先生に「もう無理のきかない年齢なんやで」と言われ、ハッとしました。そして、自分の食事を記録するようになると、いかに自分の食事内容を覚えていないかがわかり、記録することの大切さを痛感しました。

次にあげる、「ナナコ」「マインドフルネス」は、BUCで初めて学んだものです。

「マインドフルネス」はわかるけど、「ナナコ」ってなに?と思われるとおもいますが、私は、7コラムのことを「ナナコ」と呼んでいます(心の中で)。7コラムとは、認知療法のひとつで、自分の思考を書き出して、その思考を現実にそった柔軟な考え方に変えることで、ストレスを軽減する方法です。以前は、気分が低下すると、ぐるぐるとネガティブな考えが頭をめぐってさらに気が滅入る、ということがよくありました。しかし、人間の思考というのは、その人の考え方のクセによって、事実とは異なることを想像しがちです。それを理解した上で、7コラムを行い、その時浮かんだ考え(自動思考)の根拠と反証をあげ、別の新しい考え(適応的思考)に変えていきます。この7コラム、やればやるほど奥深く、まだまだ修行中ですが、気分が下がりそうになった時に「あ、ナナコやろう」と思うようになったのは、BUCに通った成果です。

マインドフルネスは最近、テレビなどで紹介されることも多く、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、マインドフルネス瞑想を行うことで、過去や未来の後悔や心配で波たった心を「今、ここ」に向け、穏やかな状態にして、ストレスを軽くしていきます。こちらも7コラム同様、すぐに習得できるものではありませんが、静かなところであれば、いつでもどこでも行うことができます。

食事(ダイエット)・ナナコ・マインドフルネスともに、まだ道半ばですが、継続していくことで、心の力を育て、「しなやかな自分」を作っていきたいと思っています。

20190228

(ペンネーム:はやぶさ) 

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