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【BUCきょうとメンバーブログ】第51回:「第38回ファミリーミーティング実行委員会を経て気づいたこと」

2018年10月11日 (木)

9月22日に開催された、第38回ファミリーミーティング。その企画・運営を行ったのは、年代も性別も異なる、個性豊かな4名の実行委員でした。今回のファミリーミーティングのテーマは「自分たちにできること―復職・再発予防のために―」。私たちが、家族が、それぞれの立場で何ができるかを考えていただくきっかけにしたいという実行委員の願いが込められていました。

当日は、「バックアップセンターきょうと」の部屋いっぱいに机が並べられ、多くの方が参加されました。“家族とどのようにコミュニケーションを取っていくか”、“ストレスを抱え込まないようにするには”等を考えるきっかけとなるひと時となったと思います。

私は実行委員の一人として今回の「ファミリーミーティング」に関わりました。実行委員を経験して感じた事をお話したいと思います。

自分に与えられた役割は是が非でもこなさなければ…。そう思ったことはありませんか。

確かに、仕事において自分の役割を果たす事は重要です。しかし、そのせいで心身共に疲弊してしまっては元も子もありません。私は、これまでの人生の中で心や体が悲鳴を上げていることに気づかずにいたことがきっかけで、病気になってしまったという経緯があります。プロジェクトを進める為に努力することも必要ですが、自分自身をいたわることも重要です。

また、思ったことをなかなか口に出せず、自分の中に溜め込んでしまう傾向が強いという自分の特性に気づけました。自分の特性に気づいてからは、些細な事でも連絡、報告、相談することで他の人に共有し、自分の気持ちを楽にするという対処方法があることに気づきました。

自分の中に隠れた特性に気づき、その特性を活かす方法を知ることが、復職の為に必要です。これからは、まだ知らぬ自分の特性に気づくための道のりを一歩ずつ焦らずに歩んでいきたいと思います。様々なことに挑戦し、自分の特性を活かす経験を積み重ねていきたいです。

(ペンネーム:椿)

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