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【BUCきょうとメンバーブログ】第48回:「夏の一大イベント、納涼会」

2018年8月30日 (木)

バックアップセンターきょうと(以下、BUC)では、年に一度、納涼会という、BUCの利用者が企画、運営する夏祭りのようなイベントが実施される。今年は、「炎の盆バイエ!あなたのハートに卍固め」という愉快なキャッチフレーズのもと、様々な企画が実施された。

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 今年の納涼会の目玉の一つは、有志による落語会だ。留吉という男が新しく開いた道具屋に、個性豊かな客がやってくるという、落語「道具屋」をもとにしたシナリオが演じられた。参加してくれた役者の演技がとても魅力的で、落語に興味がない利用者からも、笑い声がわき起こった。
 また、納涼会の締めには、チーム対抗の阿波踊りコンテストが実施された。スクリーンに投射した映像と音楽に合わせて踊りながら、BUCの室内をぐるりと回るというものである。案が決まった当初は、若者うけしないのではないかな、踊りが好きでない方もいるのではないかなとの不安もあった。しかし、実際にやってみると大好評で、皆が楽しそうに阿波踊りを踊っていた。
 イベントの他には、地域の地蔵盆をイメージしたおやつ、ジュースの配布、ダイエットグループによるダンス、景品も用意されているゲーム大会などの企画が行われ、どの企画も利用者全員が楽しい時間を共有しながら過ごすことができた。

 私は、この納涼会において、他の利用者二名と一緒に実行委員を努めた。
 納涼会の準備や運営はとても忙しかったが、充実していた。反省点も多かったが、一つの催しを最後までやり遂げたことは、自分にとってこれから先、大きな自信になるだろう。

 BUCにおける復職を目指した取り組みの中には、このように、複数人数でチームを組み、一つの課題の達成を目指す、というものもある。職場も年齢も三者三様、色々な方と課題を通じて関われるメリットは大きく、自身の特性や課題に目を向けられるだけでなく、コミュニケーション能力、企画力やリーダーシップ、情報共有や事務作業能力など、実にたくさんの能力を伸ばすことができる。
 こういった取り組みは、BUCの大きな魅力の一つだと思う。

(ペンネーム:I)

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