当院精神科身体合併症病棟における新型コロナウィルス院内感染に関して、5月28日に入院患者様と職員のPCR検査を行いました。5月29日に全員の陰性を確認いたしました。その後山城北保健所との協議をへて、本日5月31日をもってコロナ院内感染の終息とさせて頂きましたので報告申し上げます。
まずは新型コロナ感染症によりご逝去されました患者様のご冥福をお祈り申し上げます。またご遺族の皆様方に心より哀悼の意を表します。このたびは3月下旬より2か月以上、当病棟に入院中の患者様・ご家族の皆様、当院ご利用のすべての皆様にもご心配ご迷惑をおかけしましたことを、かさねがさねお詫び申し上げます。当院の重要な役割のひとつである、身体合併症をもつ認知症や精神障碍者の方々の入院診療が2か月以上停滞しており、地域の皆様や他の医療機関の皆様にご負担とご迷惑をおかけしていることも申し訳ございません。6月1日より当病棟は通常業務に復し、入退院も再開いたします。
院内感染発生当初から、山城北保健所をはじめ京都府の各行政機関より多大なご指導やご支援を頂きました。また転院治療や検査で地域の医療機関の皆様にもご協力を頂きました。おかげさまで当該病棟の職員や応援職員、感染対策チームもなんとか職務を遂行し終息を迎えることができました。ありがとうございました。またねぎらいや励ましの言葉を頂いたすべての方々にも、全職員を代表して御礼申し上げます。
私どもはこの経験を活かして、けっして油断せず、院内感染に最大限の注意を払いつつ、地域における当院の役割を平常通り遂行し、地域の皆様に健康と安心をお届けできるように、今後も職員一丸となって努力してまいります。何卒宜しくお願い申し上げます。
宇治おうばく病院 院長 岡正悟