おうばく通信
お知らせ
2020年9月10日 (木)
入院患者様・ご家族の皆様へ 宇治おうばく病院のコロナ感染対策についてのお知らせ
いつも当院の医療にご理解とご協力を賜わり、厚く御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルスは市中感染がまだ終息せず、全国の病院や施設における院内感染のニュースも後を絶たず、宇治おうばく病院に入院される患者様、ご家族様におかれましてもご不安のことと存じます。皆様の不安を少しでも和らげて頂く一助になればと思い、当院のコロナ感染対策についての取り組みと、これからの方針「もしもの場合はどうするのか」について、あらかじめご理解頂ければと思い、このたびお知らせする次第です。
当院では2020年3月より、皆様に安心して入院治療を受けて頂けるよう「院内感染を阻止する」ことを最優先に、面会の制限、入院時の胸部画像検査を全員に、など細かくルールを決めて取り組んで参りました。ご協力のお陰もあり、今のところ院内感染は起きていませんが、皆様にはご負担を強いており大変心苦しく思っております。また職員が知らぬ間に感染して出勤し病棟に持ち込んでしまう可能性もあります。全ての職員には毎朝の検温と体調管理、手洗い・うがいといった基本の徹底に加え、プライベートでも不要不急の移動を自重するように、など細かく指導をしております。
当院に入院してこられる患者様については、コロナ感染が疑われる場合には個室を提供し、他の患者様とは接触されないよう配慮するほか、感染の疑いが解消するまで職員は防護服着用にて対応しています。7月以降はPCR検査も必要に応じて実施しております。今のところ陽性者は生じておりません。もし陽性と判明した場合、ご本人とご家族に速やかにお知らせしたうえで、保健所の指示に従い感染症専門の病院へ転院して頂く取り決めをしておりますが、転院の調整に数日を要することも考えられます。その場合も個室の環境をより厳重にし、対応する看護職員と医師を限定し、コロナ陽性者対応の看護職員は他の患者様への対応を避けるように、など配慮いたします。
病棟の職員がコロナ陽性者からの二次感染を疑われた場合、検査結果判明まで出勤停止を命じます。万が一陽性であった場合は保健所の指示に従い、接触した患者様のPCR検査を行うと同時に、病棟の他の職員も検査を受けて自宅待機を命じられるので、病棟の業務は他部署からの応援人員にて継続します。さらなる感染拡大防止のため、発生病棟は指示された期間中新たな入院の停止を命じられ、その他の移動もおそらく制限されます。
以上、拙文ながら、当院の現状と今後のコロナ対策についてお知らせをさせて頂きました。ご不明な点は医師や病棟看護師にお気軽にお尋ね下さい。ご理解頂き多少ともご安心頂ければ幸いです。最後になりますが皆様も体調には十分にお気をつけてお過ごしください。
2020年9月 宇治おうばく病院 院長 岡正悟