おうばく通信
お知らせ
2009年12月 5日 (土)
トークセッション「心の病とつきあって」に当院の利用者おふたりが語り手としてお話しされました。
NPO法人かわせみ・NPO法人洛南福祉会JACS洛南共同作業所が主催する、精神保健福祉サービスのユーザーによるトークセッション(障害者週間記念事業)「心の病とつきあって」に、当院の利用者おふたりが語り手としてお話しされました(2009/11/27(金)18:30~20:00)。
◆一人暮らしを一度失敗し、けあほうむぴあでの経験を積んで、改めて一人暮らしをする自信や準備が整い、デイケアみらい、ホームヘルプサービスの利用をしながら趣味の活動を楽しむ50歳男性。
「一人暮らしを始めて1年半が経過。デイケアで趣味を見つけることが出来た。ホームヘルパーさんにデイケア以外の場所を教えてもらって趣味や様ざまな活動を楽しむことが出来るようになって喜んでいるといった内容のお話であった」
◆長期入院を経て、けあほうむぴあを退所し介護保険サービスを利用して一人暮らしを始めた英会話が得意な67歳女性。
「ケアホームを卒業するときは大変不安が強かったが、ホームヘルパーが週4日来てくれて、良い人ばかり。励まされて、少しずつ進歩していることを実感している。今の生活をエンジョイしようと思っているといった内容のお話であった」
2名がそれぞれの体験をお話されました。お2人とも入院から「けあほうむぴあ」での生活を経て、地域での一人暮らしを実現されています。様々な人や場所と 出会い、少しずつ自信を取り戻しながら、いまでは趣味を楽しみながら自らの生活をエンジョイされている様子を活き活きと伝えて下さいました。
会場に集まった当事者や市民、関係者など様々な立場の人たちが一同に感動し、本当に活き活きとした姿に刺激を受けました。そして、病を抱えて大変な思い をされてきた方々の元気に暮らすその姿は、可能性を信じて寄り添っていく支援者としての姿勢が大切であることを改めて痛感させられました。