理学療法・作業療法
ワンポイントアドバイス
2016年7月12日 (火)
運動による「うつ病」の予防・軽減 【実践編】
前回の更新では、うつ病と運動の関係や、運動の頻度や程度を説明させて頂きました。
今回はその実践編です! どのような姿勢でウォーキングやジョギングをすればよいのか、簡単ではありますが、説明させていただきます。
◆ウォーキングの正しい姿勢編
皆さんの普段の歩き方はどうでしょうか? 猫背の方もいらっしゃれば、下を向いて歩いていらっしゃる方もいるかと思います。
下の写真は、ウォーキングする時の姿勢をのせています。普段こういった歩き方をされていない方は少し窮屈に感じるとは思いますが、背中やお尻、太ももの筋肉をより使いますので、シェイプアップ効果にも期待ができそうです。
※一番重要なのは背筋をしっかりと伸ばすこと!
◆ジョギングの正しい姿勢編
ウォーキングの次はジョギング編です。皆さんはジョギングをされていますでしょうか?
京都マラソンや宇治川マラソンを走破したことがある! といった上級者の方もご覧になっているかもしれません。そういった方には少し物足りないかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
下にジョギングの基本的なフォームを載せてみました。
ウォーキングやジョギングの姿勢に共通して言えることは、やはり「背筋をしっかり伸ばすこと」だといえます。背中には脊柱起立筋といって姿勢を正しくたもつための重要な筋肉があります。この筋肉が衰えてしまうと、歩く際につまずきやすくなったり、背中が丸くなってしまうことがあります。
基本的なウォーキングとジョギングの方法を簡単ではありますが説明させていただきました。
梅雨がそろそろあけ、本格的に気温が上昇し暑くなります。運動の際は熱中症に十分注意し、こまめな水分補給と日光が直接当たらない木陰で適宜休憩するようにしましょう!
それではこのあたりで失礼いたします!次回更新をお楽しみに!
<ご注意>
1.整形外科疾患や、脳血管疾患、心疾患などの症状を患っている患者様は、運動を始める前に、かかりつけ医に相談してください。
2.風邪をひいているときや、体調がすぐれない場合は絶対に運動を行わないでください。
3.運動中に異変があった場合は、すぐに運動を中止して、すぐにかかりつけ医に相談をしてください。
4.効果には個人差があります。また、うつに対する効果はすべての方にはあてはまりません。運動を行う前に、かかりつけ医への相談をお願い致します。
作成者:一村秀和(宇治おうばく病院・理学療法士)
協力者:四方公康(宇治おうばく病院・理学療法士)、竹山和成(宇治おうばく病院・理学療法士)