京都市 下京区 心療内科 精神科 メンタルクリニック カウンセリング 復職トレーニング専門デイケア

お知らせ

2020年10月

2020年10月22日 (木)

【BUCきょうとメンバーブログ】第102回『女性メンバー座談会 ~BUCで良かったこと~』(前編)

 情報発信係のY.Tです。先日、BUCに通所されている女性メンバー3名に集まっていただき、「BUCで良かったこと」をテーマに座談会を開催しました。

 今回と次回のブログでは、そこで出された女性メンバーの方の声を前編と後編に分けて、御紹介させていただきます。

 

(もりもりプリンさん)

 BUCで良かったことは、人とのふれあいです。ここのプログラムでは、自分の発言や振る舞いに対してフィードバックがもらえます。また、今までの自分のコミュニティにいなかったタイプの方と趣味の話とかができるのが楽しいです。職場ではどうしても似たような人ばかりでしたね。

(わらびもちさん)

 BUCの女性メンバーは少ないね。私は5月の連休明けから通所してるけど、最初は、女性メンバーが集まっている中になかなか入って行けなかったなぁ。みんなとお話ができるようになったのは、もりもりプリンちゃんが声をかけてくれてから。BUCではクラフトがあるけど、作業をしながら気軽に話せるのがいいよね。今は、私も新しく入ってきた人が少しでも気が楽になるように話しかけてあげたいなぁ。

(焼き栗さん)

 BUCでやっていること全てに意味があると思う。特に、「振り返りミーティング」では、「苦手な人との話し方」などをテーマに、普段の職場では絶対に話題にしないことを話すから、とても新鮮に感じたよ。ただし、やっぱり女性が少ないね。あまり男女の比率は気にしていないけど。

(もりもりプリンさん)

 私は2年前にも通所していたことがありますが、その時には女性はもっと少なかったですよ。学校とか職場では女性が多い環境だったから、その時はなかなか慣れなかったなぁ。今では私も大分回復してきたし、性別や年齢の垣根も超えて、皆さんと楽しくお話ができるようになりました。

 BUCに通所している女性メンバーは、みんな「会社を辞める」という選択をせずに、職場への復帰を目指しています。そこに親近感や連帯感を感じています。結婚していたり、子供がいたりと立場の違いはあるけれど、目指すところがみんな同じだから、一緒に頑張れるんですよね。

(情報発信係Y.T)

 BUCで楽しかったことはありましたか?

(わらびもちさん)

 納涼会が楽しかったよね。

(もりもりプリンさん)

 実行委員の方のおかげですごく楽しかった。盆踊りの練習もよかったですね。

(焼き栗さん)

 他にも楽しいイベントってあるの?

(もりもりプリンさん)

 忘年会か新年会もあるらしいですよ。

(わらびもちさん)

 OB交流会もまたあるよね。

(もりもりプリンさん)

 2ヶ月に1度くらいは何かしらのイベントがありますね。楽しいイベントは忘年会または新年会、そして納涼会。「やりたくない」という人は一人もいなかったです。

(わらびもちさん)

 だんだんゲームでも真剣になってきたね(笑)。

(もりもりプリンさん)

 白熱してきますよねー。

(焼き栗さん)

 職場では、こんなイベントはあまりなかったなぁ。

(もりもりプリンさん)

 余暇も大事ですよね。復職に向けてリハビリをしているからといって、真面目なことばかりでもよくないと思います。楽しい時間を持つことも大事ですよね。

 

続く・・・(次回は11月5日頃に更新予定です。)

ペンネーム:Y.T

2020年10月 8日 (木)

【BUCきょうとメンバーブログ】第101回 マインドフルネスとは?

 このマインドフルネスという言葉、このメンバーブログでもよく見かけますし、「気になってはいる」、「でもどんなものなのか分かりづらい」、「ちょっと抵抗がある」という方は少なくないのではないでしょうか。私もそのうちの一人でした。仕事で疲れ切っていた私は、リラックス方法としてこのマインドフルネスという言葉にたどり着き、「Google社などでも取り入れられているなら効果があるに違いない」と独学で試してみていましたが、あまり効果が得られませんでした。

 結論から先に言ってしまいますと、今はマインドフルネスをうまく活用し、メンタルを改善したり、リラックスしたり、さらには集中力を得ることまでできるようになりました。ここまで書いていて自分でも胡散臭さを感じてしまいましたが、確かに効果はありました。いつも成功するという訳ではありませんが、以前よりは確実に良い方向に向かっていると感じます。

 今回は私なりに、マインドフルネスについてのプレゼンをしてみたいと思います。人に教えられるほどのものではありませんが、この記事で興味を持って頂いたり、誤解などが解けて「やってみようかな」と思って頂けたら幸いです。

 まずはマインドフルネスについて私の考えを挙げておきたいと思います。

 ①マインドフルネスはスピリチュアルなものではなく、脳のトレーニングに近いものである

 ②マインドフルネスは辛い修行のようなものではなく、ノーリスクハイリターンな簡単な取り組みで

  ある

 ③マインドフルネスは休憩の手段ではなく、休憩の質を高める手段である

  マインドフルネスは、瞑想と切っても切れない関係にあります。瞑想というと「無の境地への到達」や「宇宙の真理(?)」など、どうしても宗教観のある怪しげなイメージを持っていた私ですが、実際のマインドフルネスでは一切そういったことは考えません。マインドフルネス中に意識しているのは、次のことだけです。

  「自分は今、何を感じ、考えているのだろう」

  日頃の生活の中、自分の身体・思考が自動的に動いてるように感じることはないでしょうか? これらをいったん見つめ直す時間がマインドフルネスの時間です。自動で動いている身体や思考を自分でコントロールできるようにしていきます。私の場合はまず「自分って何だろう?」というところから始まりました。脳?心臓?それともこの思考が自分?色々と悩みました。今は身体や思考と切り離されたもので、自分の身体を俯瞰するイメージでやっています。この辺りは人それぞれやり方があると思います。

 「私は疲れている」ではなく「私の身体、特に脳が疲れを感じている」

 「私は怒っている」ではなく「私の中に怒りという感情が湧いてきた、感情というのは一時的なものなのですぐに私の中から去っていくだろう」

 というような考え方になる、というと伝わりやすいでしょうか。

  人間の脳は、何も考えていないようで常に何かを考えています。それが脳の疲れ、さらには身体の怠さなどにつながっています。それに気付くことで、休憩する時のリラックスの度合いが大きく変わってきます。マインドフルネスのやり方には様々な方法があります。座って呼吸に注意を向ける「呼吸瞑想法」、ヨガのポーズをしながら行う「マインドフルネスヨガ」、身体の各部位に注意を向ける「ボディスキャン」などが代表的でしょうか。人によって合うやり方、合わないやり方があると思います。大事なのは、今の自分に注意を向けることで、「過去を思い出して辛くなっている自分」や、「未来を悲観したり予測したりしている自分」に気付いて、それをただ受け止めることです。それが、自分への理解や、集中力の増加などにつながっていると感じています。

 気になる方はぜひ、マインドフルネスの本を手にとってみてください。おすすめは、マインドフルネスを医学の世界に取り入れた第一人者であるジョン・カバット・ジンの文献です。不思議とこういう人間になりたいなと思える本です。

 なんとなく飲むコーヒーがとても美味しく感じたり、何気なく吹いた風がすごく心地よく感じたりする、そんな当たり前のようで素敵な体験こそが、何気ない幸せなのだと今では思えるようになりました。

 ペンネーム:ぴーちょ

2020年10月 7日 (水)

第38回OB交流会開催日のお知らせ

BUC卒業生の皆様

2020年11月14日(土)に、

バックアップセンター・きょうとにて第38回OB交流会の開催を予定しています。

詳細は後日、メールとこちらの掲示版でお知らせいたします。

今回の開催では、新型コロナウイルス感染対策十分に取りながらも、

皆様に楽しんでいただけるような企画を実行委員・スタッフともに考えております。

どうぞ、よろしくお願い致します。

BUCスタッフ 一同

このページのトップへ