社会人になってから、メンタルヘルスに興味があり、それを健康な状態に保つことは必要なことだと感じていました。いくつか目に留まった本を数冊読んだことはあったのですが、どれもピンとくることはなく自分に合う良い本に出合えませんでした。
しかし、こちらに通い始めてから様々な課題図書を読み進めていくなかで「最高の休息法」という本に出会い衝撃を受けました。
何に衝撃を受けたのかと言うと、
一つ目は、運動して疲れる身体と一緒で脳も疲労し休息が必要だということ。
二つ目が、脳疲労の最大要因の1つが「雑念」であるということでした。
「脳に休息は必要ないし、必要だとしてもどう休ませていいか分からない。」
これがこの本に出合う前に私が思っていたことでした。
例えば、身体の疲労ですと運動をすることで疲れを感じることが出来ますが、脳の疲れは気付きにくく、人によって疲労の出方は違います。
そういった状態のなかで出会ったのが、この本で紹介している「マインドフルネス」という瞑想を使った休息法です。
マインドフルネスとは、今現在起こっている事に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させる技法です。
瞑想の一種ということをイメージして頂ければ、何となくどんなものかイメージしやすいかもしれません。
語義としては、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること。」
なんだかとても難しそうだし、どういうことかよく分からない説明です。
でも本によると、Google社などのアメリカ大企業の研修に取り入れられているぐらいだし効果があるのでは?と期待を込めて始めてみました。
実際にやってみると、本に書いてあった通り「頭がスッキリする」感覚を得られることが出来ました。最初はやり方の感覚をつかむのが難しくうまくいかなかったですが、継続していくことで、だんだんと感覚をつかむことが出来ました。
具体的なやり方は上記の本を読んで頂くかYouTubeで「マインドフルネス」と検索すると動画が出てくるので是非試してみてください。
マインドフルネスは、スポーツと同じで練習しないと身につかないですし、継続していかないと上手くならないものなので、是非この機会に習慣化していこうと取り組んでいるところです。
毎日暑い日が続きますね。じめじめして本当に不快です。さて皆さん、普段の入浴はどうされていますか?暑いし、浴後に汗が止まらないし、ってことでシャワーだけで済まされていませんか?
暑い夏こそ、週に1回くらいは湯船につかりましょう。どうしても空調の効いた屋内にいると汗腺(汗をかくところ)が鈍り、発汗による体温調整機能が低下してしまいます。そうすると汗を適切にかいての体温コントロールが上手くいかず、熱中症の症状を引き起こしやすくなります。運動しないことで筋肉が衰えて、ちょっと動いただけでバテてしまうのに似ていますね。
しっかり湯船につかって汗をかき、「今は暑い夏だ、しっかり汗をかけ」と体に思い出させてやりましょう。汗をしっかりかくことで、汗と共に老廃物が出て美肌効果も期待できます。もちろん、入浴前後の水分調整はお忘れなく!
(ペンネーム:Y.T)
BUCきょうとOBのみなさま
梅雨空が続く毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回、バックアップセンター・きょうとを卒業されたOBのみなさまと現役の交流、
OB同士の交流を目的とした「OB交流会」開催する運びとなりましたので、ご案内させていただきます。
このOB交流会は、OBのみなさまと現役のメンバーが楽しく交流しながら、BUCを通して
得たものや学んだことを思い出し、それぞれの課題や今後の不安などについて意見交換すること
によって、気づきを得たり、再発予防に役立てることを目標としています。
ご多忙のことと存じますが、何卒ご参加くださいますようお願い申し上げます。
なお、今回のOB交流会は、新型コロナウイルス感染症対策として、現役とフォローアップ
プログラムご利用中の方のみ来所での参加となり、それ以外のOBの方はオンライン(ZOOM)
での参加となりますことをご了承ください。
●出欠連絡等:
返信期限は7月9日(木)までといたします。
詳細につきましては、先日送付したメールをご確認ください。みなさまのご参加をお待ちしています。
バックアップセンターきょうとの機関紙『月刊きょうと』の巻頭エッセイとして、利用者の方々に執筆していただいた原稿をアップロードしています。
今回は「復職に向けて大切にしていること」です。よければご一読ください。
僕の通所のきっかけは「ギター」です。冗談だと思うでしょう?でも本当です。
去年の夏頃にうつ状態になり、休職が始まりました。そして症状が一旦落ち着いた頃、主治医の先生から「何か全く新しい趣味を」とアドバイスがあり、特に深く考えずギター教室に通い始めました。
現在45歳。まあまあのおじさんで、物覚えもあまり良くありませんが、それでもギターは少しずつ上達しました。数ヵ月が経って、精神状態も上向いて来た頃、復職についても「何とかなるのではないか?」と思えるようになって来ました。しかしあることがきっかけで、そんな気持ちは吹き飛んでしまったのです。
ある日、ギターの先生から簡単なアドリブ演奏を求められました。「はいっどうぞ」。そう言われた瞬間、メトロノームは容赦なく時間を刻み始め、僕は準備していたことが頭から飛んで、もう何をしてもムダなような気がして。情けないくらい完全に固まりました。ちょうどそれは、久しく忘れていた仕事の現場の感覚そのものだったのです。「復職が怖い。」本気でそう思いました。
しかしそんな中、僕にとって幸運だったのは、通っている病院の隣にBUCがあったことです。相談してすぐに主治医の先生からBUCを紹介して頂きました。
家族、上司、同僚。周りに人はいるけれど、深い話をするのは案外難しいもので。休職が長引けば長引くほど、どんどん周りの世界から取り残されて行くように感じることもありました。でもBUCなら、スタッフさんだけでなく、通所しているメンバーの方々にも正直な自分の気持ちを打ち明けられるのが心底ありがたいと感じています。
この文章を読んで下さっている方の中には、通い始めて日が浅い方もいらっしゃるかと思いますが、一度思い切って周りに話しかけてみて下さい。きっと新しい世界が開けると思います。ここには自分を飾らなくても受け入れてくれる仲間がいます。みんなを信じて、支え合って、一緒に前へ進んでいきましょう。
ペンネーム:M.Y