「カウンセリング」という言葉には、なんとなく胡散くさい雰囲気というか、そのような先入観が世間的にあるような気がします。
なんといってもカウンセラーには法的な国家資格がないため(2016年2月現在)、どんな人でも自ら名乗れば「自称カウンセラー」になれてしまう実情があります。現在のところ、臨床心理士という資格が指定大学院の修了と学科試験および面接試験への合格という最もしっかりした基準を課している認定資格とされていますが、それ以外にもさまざまなカウンセラー関係の資格が存在し、中には通信教育のみで取得できるものもあるようです(なお、医師からの指示による心理臨床行為を主な想定とした「公認心理師」という国家資格が近年内に開始されることが先の国会で決議されました)。
その結果、スピリチュアル系や占い系などを含めてさまざまな人たちが「カウンセリング」を掲げる現状に至っており、このことが冒頭に述べた胡散くささの一端を担っているように感じています。スピリチュアルや占いを否定するわけではありませんが、これらの中には悪徳と思われるもの、反治療的と思われるものが一部あるのは事実だと思っています。
そこで今回は、悪徳なカウンセリングとそうではないカウンセリングとの見分け方についての私見を述べてみます。
おうばく通信
2016年2月
2016年2月 5日 (金)
【おうばく心理室コラム/2016年2月】悪徳カウンセラーの見分けかた
2016年2月 1日 (月)
月刊きょうと/「センス、について」(2016年2月)
今回は利用者の必殺料理人さん(男性)に、センスとは何か? について書いていただきました。