人格障害
「現在の医学では明らかな疾患とは言えないけれども、考え方や行動が標準からずれているために、本人もしくは周囲の人々が苦しんでいる状態」のことを人格障害と呼んでいます。
以前は「精神病質」(サイコパス)や「異常性格」といった用語で表されていました。具体的な呼称としては、妄想性人格障害、分裂病質人格障害、分裂病型人格障害、反社会性人格障害、境界性人格障害、演技性人格障害、自己愛性人格障害、回避性人格障害、依存性人格障害、強迫性人格障害などがありますが、大切なのは分類ではなく、いかにして「生きづらさ」を解消していくかです。現在では薬物療法のみならず、人格障害に有効な種々の心理療法が確立されつつあります。