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おそと ぶらり探訪/普茶料理「白雲庵」(2016/6)
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普茶料理「白雲庵」
江戸時代初期に中国からやってきた隠元(いんげん)禅師が開いた大本山、黄檗山萬福寺。その名に由来するインゲンマメをはじめ、スイカやレンコンも隠元禅師が日本にもたらしたと言われる。萬福寺に伝えられた精進料理は普茶料理と呼ばれ、煮菜や生菜、揚げ物など二汁六菜を食する形式となっている。
今回ご紹介する「白雲庵」はこんな普茶料理を代表する明治28年創業の老舗だ。5代目料理長、林愛三さんにお話をうかがった。
普茶料理の特徴について教えてください。
「精進料理なので動物性の食材は一切使えませんが、その中でおいしく楽しんでいただける料理を心がけています」
苦労されることはありますか?
「卵や魚、肉はもちろん、かつお出汁も牛乳も使えないので、豆乳で代わりにするなど苦心しています。あと料理のひとつひとつが小さいので、細工がこまかくて肩コリに悩まされることでしょうか(笑)」
料理長を継ごうと思われたのは?
「この店の味が好きなので、父の味と 先代の味をともに守りたかったんです。お客様の中には何十年と通ってくださっている方もいて、いつ来ても美味しいねと言っていただけるのが何より嬉しいですね」 菜煮の盛合せを試食させていただいた。まずはその彩りに食指が動き、口に入れると素材それぞれの味が優しくもしっかりと舌に広がる。野菜ってこんなにおいしいんだと染み入るような味わいだ。お酒も出しているとのこと、風情あふれる空間で極上の普茶料理とともにいただく酒杯は贅沢な至福のひとときとなるに違いない。
普茶料理「白雲庵」
0774-32-0700
コース5,000円~(税別)
オープン11~16時 ラストオーダー14時
木曜休
0774-32-0700
コース5,000円~(税別)
オープン11~16時 ラストオーダー14時
木曜休
(取材・原稿)べるぶネオ編集部
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