理学療法・作業療法
ワンポイントアドバイス
2010年12月28日 (火)
ワンポイントアドバイス肩こりについて
今回はワンポイントアドバイスとして、肩こりの原因とその予防法について説明します。
1.姿勢をただしましょう
全身が映る鏡の前に足をそろえて立ちましょう。鏡にはどんな自分が映っているでしょうか? 左右どちらかの肩が上がっていませんか? 頭が傾いていませんか? からだが前のめりになっていませんか?
ふだん、自分の姿勢についてあまり意識していないもので、思った以上に悪い姿勢をしているかもしれません。
姿勢の悪さは肩こりや腰痛の最大の原因になります。
自分の姿勢を見直し、気がついたら直す習慣をつけましょう。
2.正しい姿勢とは?
正しい姿勢では、首から背骨にかけて「生理的弯曲」といわれる自然なS字カーブを描いています。
下の図のように、横から見て耳・肩・股関節の真ん中・くるぶしが直線になるように立つと、正しい姿勢といえます。
3.わるい姿勢とは?
下の図のような猫背や反り腰姿勢は、筋肉・骨格のバランスがくずれ、肩や腰・背中などにコリやハリ、痛みなどの症状が現れます。
上の図を参考にして、自分の姿勢を修正しましょう。
4.日常的に注意したい姿勢や行動
・ 長時間同じ姿勢になっている(デスクワークなど)
⇒30分から1時間に一度、立ち上がって背伸びをするなどしましょう
・ バックをいつも同じ側の肩にかけたり、手提げ荷物をいつも同じ側の手で持つ
⇒時々、意識して反対側の肩や手で荷物を持ちましょう
・ 合っていない寝具(枕の高さ、硬すぎる敷き布団)を使用している
⇒バスタオルなどを使って高さを調節しましょう
〈参考文献〉
1)整形外科疾患の理学療法,2005,金原出版株式会社,冨士武史監修
2)http://homepage3.nifty.com/refresh-ivy/katakori/page11/page01.html
3)http://plus-katakori/a02genin.html
4)http://katakorinet.com/break/point/getrid03.html
宇治おうばく病院 四方公康(理学療法士)、竹山和成(理学療法士)、太田美智子(作業療法士)、石田詩央里(理学療法士)