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【BUCきょうとメンバーブログ】第74回:「BUCで見つけたのは、自分自身との付き合い方」

2019年9月26日 (木)

初めまして。私は今年の1月からBUCに通っているKSと申します。まずは当ブログをご覧いただきありがとうございます。もしかしたら今、不安な気持ちで読まれているのかもしれませんね。お気持ちわかります。私も初めは不安で仕方がなかったですから。そんなあなたに、このブログが参考になれば幸いです。

私が休職に至ったのには、仕事と家庭の両方に原因があったように思います。ですので、休職直後から片方なら耐えられたのかも?という考えに固執してしまっていました。けれども、如何せんどちらも捨てることができなかったのです。そんな煮詰った状況の中、産業医からリワークを勧められました。正直、そんなの意味あるのかなと半信半疑でリワーク施設を探したのを覚えています。
 
BUCに通い始めた頃は、読書やアロマ、ヨガといった比較的負荷の低いものから始まり、そこから徐々に負荷をかけていきます。休職したことで、自信を無くしていた私ですが、徐々に取り戻すことができました。
 
また自信をつけるだけでなく、BUCに通うことは、私にとって改めて自分自身と向き合う良い機会になりました。例えば認知や作業、コミュニケーションといった自分の癖を、一つ一つのプログラムの中で知っていくことができます。他の入所者さんやスタッフさんから、「他人視点」の意見を頂けることもBUCの良い点です。特にスタッフさんは、よく入所者さんのことを観察されていて、的確なアドバイスをいただけます。内省だけでは見つけられなかった自分の癖を知ることができたと感じています。その癖への対策を立て、自分を良い方向に変えることは、私が抱えた問題に立ち向かう武器になると考えています。
 
とはいえ、全てを解決できるウルトラCなど存在しえないのです。あくまでBUCは病気や自分自身と付き合う方法を探す手助けをしてくれるだけで、実際に病気と闘うのは自分自身なのです。結局は自分の人生に責任をとれるのは自分だけだし、そして自分を救えるのも自分自身だけです。だからこそ人任せにしてはならないなのだと私は思います。

(ペンネーム:KS)

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