京都市 下京区 心療内科 精神科 メンタルクリニック カウンセリング 復職トレーニング専門デイケア

お知らせ

【BUCきょうとメンバーブログ】第40回:「コミュニケーション講座に参加してみて」

2018年5月10日 (木)

今回は毎週火曜日の午後に行われているコミュニケーション講座の「プラスの気持ちを伝える」で学んだことを紹介します。

コミュニケーション講座は、ロールプレイやディスカッションを通して、コミュニケーションスキルをより効果的に学習できるようにトレーニングしていくものです。さらに身につけたいスキルを日常生活の中で使うことにより、より良い生活が送れるようになり、またそれによって自信を回復していくことを目指します。

プラスの気持ちとは、好意・愛情・敬意・信頼・愛着など心地良い感情のことをいいます。
プラスの気持ちが多く含まれると、コミュニケーションは円滑になります。

Photo

 

講座ではまず、1対1のペアになって会話をした後、お互いの良いところとその理由を伝え合いました。相手から伝えられて感じたことは、照れくさい反面、やはり嬉しいという気持ちでした。

次に、講義ではプラスの気持ちを効果的に伝えるポイントを学びました。そのポイントは4つです。
1.プラスの気持ちに気付く、褒めるときは良いところを見つける。
2.気持ちや良いところを具体的に伝える。
3.非言語的コミュニケーション(表情、視線、口調、間の取り方)を使う。
4.相手の表情の変化を確認する。

例えば、相手に「とても嬉しかった」と気持ちだけを伝えても、相手は何に対して嬉しいと言われているのかが分からず、うまく気持ちが伝わりません。そこで、「○○してもらって、とても嬉しかった」というように、自分が相手の何に対して喜んだのかを加えると、効果的に気持ちが伝わります。
また、プラスの気持ちを言われた側に立つと、どうしても謙遜や否定をしてしまいがちです。そこで、「そう言ってもらって私も嬉しい」など、プラスの気持ちを率直に返してみると、さらにコミュニケーションが広がります。

ロールプレイでは4、5名のグループになり、各々が自分の身近な人に対してプラスの気持ちを伝える場面を設定して行いました。その後、ロールプレイの評価をすることでお互いの良い所やもっと良くなる所、疑問や確認したいことを出し合い、フィードバックしました。
私が今回の講座を受けて感じたのは、スキルを学ぶだけでなく、これを日常生活の中で意識的に実践していかないと身に付かないということでした。プライベートや職場の場面や、相手(家族、上司、同僚など)によっても伝え方は当然変わってくるので、様々な場面で実践していくことでコミュニケーションが円滑になり、より良い人間関係を築けると感じました。

Photo_2

(ペンネーム:Y.W)

このページのトップへ