おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2019年1月 1日 (火)
月刊きょうと/「音楽の力」(2019年1月)
今回はペンネームHikky☆さん(男性)に、音楽の力について書いていただきました。
新年明けましておめでとうございます。本年も「月刊きょうと」をご愛読のみなさまに、いいことがたくさん起こりますように☆
さて、この巻頭エッセイを執筆しているのは12月の中旬なのですが、街はクリスマスのイルミネーションに彩られ、あちらこちらでクリスマスソングが流れています。私が12月生まれなこともあって、このクリスマスの雰囲気は妙に心地いいですね。クリスマスソングを聴くと、どんなに寒くても心が温まるというか。これで隣に、もっと心を温めてくれる彼女でもいてくれたら最高なんですけどね(笑)。
まあ冗談はさておき、本当に音楽の力ってすごいなあって、最近つくづく思うんです。殊に私がこの病気になってから、音楽にどれほどの元気をもらったことでしょう。
私がBUCに来た頃によく聴いていたのは、AKB48の「チャンスの順番」という曲です。「今までついてなかった、今度は君の番だ」という歌詞に勇気づけられて、しっかりとBUCに通所することができました。そしてのちに、BUCで乃木坂46ファンのメンバーさんと出会い、私もAKB48から乃木坂46に推し変(おしへん=応援するグループやメンバーを変更すること)することになるのですが(笑)。
現在も、BUCにはアイドル好きのメンバーさんがたくさんいます。乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、モーニング娘。、などなど。共通の話題があると、BUCに来るのも楽しくなりますね。
ちなみに、最近のお気に入りは、乃木坂46の「左胸の勇気」という曲です。「どんな悲しみに出会っても、生きてれば何とかなる」「どんな暗闇に迷っても、生きてれば出口はある」。本当にこの歌詞のとおりだと思います。どんなにつらいときも、今を精一杯生きていれば、必ず道がひらけますから。
すっかり乃木坂46にハマってしまった私は、今では毎朝テンションを上げるために、乃木坂46の曲をかけています。このことを個人的に、「最高の行動活性化療法」と呼んでいるのですが(笑)。音楽で心のエンジンをかけて、外では時間に追われ、都会の喧騒にもまれ、でも家に帰ったら音楽で心のメンテナンス。いやー、音楽に囲まれた生活って、素晴らしいですね。
しんどいときに心を癒してくれる音楽、悲しいときにあえてどん底まで落としてくれる音楽、迷ったときに道を指し示してくれる音楽、つらいときにそっと背中を押してくれる音楽。ほかにもいろんな音楽があって、そのすべてが私に力をくれます。それら一つひとつに意味があって、どれも生きていくには欠かせないものなんですよね、きっと。
さて、あなたに力をくれる音楽は、何ですか☆