おうばく通信
BUCきょうと機関誌『ばっくる』連載エッセイ
2017年8月 1日 (火)
月刊きょうと/「暗号とナゾナゾとトイレ」(2017年8月)
今回はメンバーのPONさん(男性)に、暗号とクイズについてのアレコレをご紹介いただきました。
巻頭エッセイの依頼を頂き、書いてみようと思ったのですが、「テーマは自由」と言われると、いざ何を書いてよいのか分からず悩んでしまいました。この辺りがB.U.C.だけでなく、今後復職してからの課題かもしれません。私は若いころから活字が苦手で読書がとても嫌いでした。夏休みの読書感想文なんか最初の二ページと最後の二ページを読んで感想文を無理やり書いていたほどです。
この.病気になり体を動かす元気がなくなった頃から本を読む機会が急激に増えました。BUCに通所を始めて約十三カ月経ちましたが、ここでも色々な本を読めて楽しかったです。
また皆.さんお好きかもしれませんが、テレビやインターネットのサ.イトなどでみたクイズなども、考えて答えが合うとスッキリとしてなかなか楽しかったのを思い出しま.したので、悩んだ結果、過去にお.もしろいなと思った本とクイズについて書きたいと思います。
一つ目の話は暗号化技術について。
暗号化とはかなり雑に簡単に説明すると、敵に情報が漏れないように元々の情報を読めない形に変換し、ルールを知っている人だけが読めるようにしたものです。暗号化技術の歴史は古く、この暗号化について書いてあった本の中でも紀元一世.紀頃には使われていたそうです。最近ではネットでのクレジットカード決済や個人情報を守るためにもこの技術が使われているとの話.でした。現在に.至ってははかな.り技術が複雑で人の力だけでは解読できないようです。この本を読むと、当時暗号を考えた人々は家族や祖国を守るためにこんなに必死だったのかと驚かされました。
暗号化にも様々な方法があるのですが、簡単な換字式暗号で文章を暗号化しましたので、興味のある方は挑戦してみて下さい。(ヒント:アルファベット・ローマ字・通所期間)
文章一:XNQNVGBFUB AB FUVZRXVEV
文章二:ZNVNFN AB ENWVBGNVFBH
二つ目の話は、分かると頭がすっきりするクイズについてです。今回紹介するのはマッチ棒クイズです。動かすマッチ棒の数が限られているのですが、色々なパターンがあり、そうきたか‼と思うものもたくさんあり.ましたので、掲載しておきます。時間がありま.したら挑戦してみてください。
図一:一本足して立方体を八つにしてください。
図二:一本動かして半分にしてください。
少し文字数が余ってしまったのと、ここまで頭を使う話が多かったので、少し気楽な本も紹介しておきます。
その本は『世界のトイレ』という本で、その名の通り世界中のトイレの写真が載っているものなのですが、如何に日本のトイレが素晴らしいかを知れるものでした。ほぼ全ページ写真なので気分があまり良くない時でも気楽に読めると思います。図書館で見つけたら是非見てみて下さい。
ここまで色々な問題を出し.てみました.が、実はもうひとつ、別の暗号文をこのエッセイの中に載せておきました。ぜひ探し出して答えを見つけてみて下さい。また各問題の答えはここでは掲載しませんので、筆者を探し出して確認してください。