おうばく通信
2011年4月20日 (水)
【おうばくキッチン】むつみ喫茶コーナー
今回は、介護療養病棟で行なっている茶話会の紹介をします。
月に一度のペースでおやつの時間帯に、病棟スタッフさん・作業療法士さん・給食会社栄養士さん・病院管理栄養士と多職種で行なっています。
入所者さんの目の前で簡単な手作りおやつと飲み物をお出ししています。
3月はカステラを使用した“イチゴのショートケーキ”とドリップしたてのコーヒー。嚥下困難の方用にイチゴのフルーチェでした。
4月は“お花見プチ弁当”のテーマでおかかと桜風味おにぎり、おかず串(焼きはんぺんと胡瓜)、たこ又はかにウインナーの盛り合わせと飲み物は梅昆布茶です。“お弁当”とはいい難い盛付けですが…。
春になると「お花見やなあ。おにぎりとか食べたいわ」とのつぶやきも聞こえてきます。嚥下困難の方には、やわらか五平餅。
まずは、身体(お口)ほぐしの『嚥下体操』から始めます。いつもはお粥を主食にされている方や細かめにきざんだおかずの方もこの“お弁当”に挑戦。いつも違った食形態ですが、多職種のスタッフも多くいるので介助しながら食べていただけました。
いつもはぱっぱっと食べてしまわれる方もなんだかゆっくり食べられていました。“お気に召さないのかな?”と思い、うかがってみると「おいしいです」と微笑まれます。多くは語られませんが表情を見て安心。“おかわり”もしていただけました。梅昆布茶も好評でした。
入所者さんにリクエストをお聞きすると“ケーキ!”のような甘い洋菓子から“ビールに合うもの!!(うふふ…)”など意見がでてきます。病棟で出来る調理工程を考えながら毎月「何にしようかなー?」と悩みながらも、できたてホヤホヤのおやつと何よりもぷ~~んと病棟いっぱいに広がるおいしいにおいが届けられることを楽しみに「むつみ喫茶コーナー」をオープンしています。
おまけ 蛸の中の蟹みつかりますか?