おうばく通信
2010年11月30日 (火)
嚥下困難食への取り組み
栄養管理室と給食では、咀嚼・嚥下困難の患者さんにも、安全で美味しく見た目にも楽しめるお食事を1日3食365日提供できないかと試行錯誤を繰り返しています。
栄養士のみならず、調理スタッフとともにとろみ剤や厨房機器の業者さんにきてもらい講習会をしたり、一緒に勉強会に出掛けたりして検討を重ねています。
嚥下困難食を喫食されている患者さんも約80名と食数も多く、検討に時間がかかりましたが、レシピと作業工程に目処がつき、今月から下の写真の様な形態のお食事を毎食提供出来るようになりました。
以前に比べると何でも混ぜ込むゼリーではなく、食材の味がはっきりとわかる仕上がりになっています。味だけでなく、色彩もよく出来上がっていると献立作成者、調理スタッフも大満足!!
喫食されている患者さんに、直接お食事の感想をお聞きするのは難しいですが、食事の介助スタッフからは患者さんも喜んでいらっしゃるとお聞きしています。
またの機会に、嚥下困難食の成長を報告したいと思います。
朝ごはん
パン粥のゼリーのいちごジャムのせ(あったかいゼリー)
高たんぱくのイカムースとほうれん草の白和えの盛り合わせ
野菜ジュースのゼリー
ヨーグルト
昼ごはん
粥ゼリーの抹茶あんかけ(あったかいゼリー)
鮭のコンソメ煮のゼリー エンドウのムースかざり
ピーチとりんごジュースのゼリー
バナナムース(ハウスのらくらくデザート)